チョッパースタイルのハーレーといえば、コンパクトなフューエルタンクが特徴です。その美しさとカスタム性の高さが魅力ですが、実用面で気になるのが「航続距離」。特に北海道のようにガソリンスタンドの間隔が広い地域では、どうやって燃料を確保しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
チョッパースタイルのタンク容量と航続距離
チョッパーはそのスタイル上、燃料タンク容量が3〜8Lと非常に小さいのが一般的です。例えば、4Lタンクに燃費20km/Lの車両であれば、最大でも80km程度しか走行できません。
これは都市部では問題ないとしても、北海道の郊外ではガソリンスタンドの間隔が50〜100km以上空くこともあり、慎重な計画が求められます。
ライダーたちの実際の対策
チョッパーでロングツーリングを楽しんでいるライダーたちは、携行缶(ガソリン携行ボトル)を常備しているケースが多いです。1Lや2Lのアルミ製ガソリンボトルをサイドバッグなどに収納しておき、いざというときに備えます。
さらに、Amazonやバイク用品店では、ツーリング向けの耐圧性の高い携行缶や、専用ホルダー付きのセット商品も多数販売されています。
ルート計画が何よりも大切
燃料の問題を回避する最大のポイントは「ルートの下調べ」です。Googleマップなどを使って事前に給油ポイントを確認し、必要ならば一度ルートを試走することで、万が一のトラブルを防げます。
また、道の駅やキャンプ場などにも給油情報が載っていることがあり、ローカル情報のチェックも意外と重要です。
バイク仲間との連携も心強い
北海道のツーリングでは、複数人で走ることで燃料のシェアやトラブル時の対応がしやすくなります。特にチョッパー乗りは、同じ車種やスタイルを共有する仲間と情報交換をしておくことで、便利な給油スポットや走行実績が得られることも。
たとえば「中富良野のスタンドは21時まで営業」「日高町の自販機横に休憩スペースあり」などの実地情報は、地元ライダーだからこそ知る情報です。
燃料切れ対策の緊急手段
それでも燃料切れのリスクはゼロではありません。そんな時のために、ロードサービスへの加入は必須です。JAFや任意保険のオプションで燃料配送サービスを利用できるプランを選びましょう。
また、スマートフォンに位置共有アプリを入れておけば、仲間からの救援もスムーズです。
まとめ:見た目も実用も両立させる工夫を
チョッパースタイルのハーレーで北海道を走るには、携行缶やルート計画などの対策が必須ですが、それもまたツーリングの一部の楽しさといえます。
「あのカッコいいバイクはどうやって走っているの?」という疑問の裏には、ライダーたちの工夫と経験が詰まっているのです。見た目と実用性を両立させて、自由なライドを楽しみましょう。
コメント