突然の故障で動かなくなった小型バイク。特に県外など遠方でのトラブルでは、バイクの回収方法に悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、個人で安全かつ効率的にバイクを回収するための方法とポイントをわかりやすく解説します。
軽トラレンタカー+ラダーレールでの積載が基本
最も一般的で現実的な方法は、軽トラックをレンタルし、ラダーレール(バイク用のスロープ)を使って積み込むことです。最近ではホームセンターやカー用品店、ネット通販でもバイク用ラダーを手に入れることができます。
一人作業の場合、バイクのエンジンがかからない状態では押し上げる力が必要になります。できれば、現地で知人に手伝ってもらうか、ラダーに加えてウインチや手動ホイストなどの補助器具を活用しましょう。
プラットホームを活用する方法
近くに物流倉庫やホームセンター、建設会社などがあれば、プラットホーム(積み下ろし台)を利用できないか交渉してみるのも有効です。
高さが揃えば、ラダーがなくてもバイクを軽トラに平行に押し込むだけで積載可能です。こうした施設では安全管理上の制限もあるため、必ず事前に許可を得ることが必要です。
長い板を使うなら最低限2名以上で
どうしてもラダーが用意できない場合、丈夫なコンパネや鉄板を持参して即席スロープを作る手段もあります。ただし、この方法は滑りやすく不安定なため、一人で行うのは非常に危険です。
荷台側にバイクを引っ張り上げる人と、下で支える人が必要なので、最低2名は確保しておくと安心です。
注意点:軽トラックの積載制限に注意
小型バイクとはいえ、車種によっては乾燥重量が100kgを超えることがあります。軽トラの最大積載量(約350kg)をオーバーすることはほぼありませんが、ラダーと合わせて固定器具も準備しておく必要があります。
ラッシングベルトやロープを使って、走行中に転倒しないよう確実に固定しましょう。
もし自信がない場合はプロのロードサービスを活用
自分で積載するのが不安な場合や、安全に不安がある場合は、JAFやバイク輸送専門業者に依頼するのも選択肢です。料金は距離や対応内容により異なりますが、安全性や確実性を考えれば十分価値があります。
クレジットカードにロードサービスが付帯していることもあるので、保険やカード特典を確認しておくと安心です。
まとめ:安全・確実に回収するなら計画と準備がカギ
故障したバイクの回収は、方法を間違えると大きな怪我や車両損傷につながる可能性があります。軽トラ+ラダー+補助器具がもっとも実用的な方法ですが、人手や現地環境に応じた工夫が必要です。
少しの準備と確認で、回収作業はぐっと安全にスムーズになります。焦らず確実に対応していきましょう。
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