中型二輪免許のスラロームを確実に合格するためのアクセル操作の基本とは?

運転免許

中型二輪免許の検定におけるスラロームは、合格を左右する重要な課題のひとつです。高タイムを狙う必要はなく、まずは減点なく通過することが最優先。この記事では、タイムを意識しすぎず確実に合格するために知っておきたいスラローム時のアクセル操作のコツを、実際の教習所の教官や卒業生の経験をもとに解説します。

スラロームでの基本的なアクセル操作の考え方

スラロームはバイクを左右に切り返しながらコーンを通過していく技術課題です。このとき、アクセルは「加減速のリズム」を作る重要な要素になります。

基本的には「バイクを起こすタイミングで軽くアクセルを開ける」が教習の王道ですが、それだけでは不安定な挙動になることもあるため、常時微開(1,000〜1,500rpm程度)を維持しつつ、必要に応じて開閉するのが安定した走り方のポイントです。

スタートから最初のコーンまでの動き

スタートから1つ目のコーンまでは若干加速が必要になります。ここでしっかり目線を先に向けて軽くアクセルを開け、速度をつけてから最初の旋回に入るとリズムが作りやすくなります。

例として、「1速で半クラ+アクセル微開+リアブレーキ軽く引きずる」で安定した侵入ができます。クラッチを使いすぎると逆に不安定になるので、あくまで回転の補助程度に。

スラローム中のアクセルとバランス

スラローム中は、バイクの傾きに合わせてアクセルを調整します。傾けたままアクセルを開けると遠心力で倒れやすくなるため、バイクを起こす瞬間にアクセルを「ふわっ」と加えるのがポイント。

逆に、傾けている最中はアクセルを閉じ気味にし、リアブレーキでバランスを取ることで安定感が出ます。これによりコーン間を一定のリズムで通過できます。

アクセルとリアブレーキのコンビネーションが鍵

スラロームではアクセル単体ではなく、リアブレーキとの連携が不可欠です。リアブレーキはバイクの姿勢を沈める役割を持っており、わずかに引きずることで挙動が穏やかになります。

よくある例は、「アクセル少し開ける → バイク傾ける → リアブレーキ引きずる → バイク起こす → アクセル少し開ける」の繰り返しです。このリズムで走ると、タイムよりも“安定して通過できる”走りになります。

実際に合格した人のアクセル操作例

ある教習所卒業生の体験では、スラロームでは「1速固定、アクセルは最初から若干開けっぱなしで、旋回中はほぼリアブレーキで調整していた」とのこと。タイムは6.8秒で、減点なし合格。

別の受験者は、「最初のコーンまで軽く加速し、あとはクラッチをほぼ切らずにアクセルとリアブレーキで調整。タイムは7.2秒でこちらも合格。」と語っています。どちらも共通していたのは「回転数を保つ意識」でした。

まとめ:タイムよりも安定性とリズムが合格への鍵

中型二輪免許のスラロームでは、アクセルをどう使うかで安定感が大きく変わります。高タイムよりも、転倒やパイロン接触を防ぐための「リズムある操作」を心がけましょう。

常時微開のアクセルにリアブレーキを組み合わせ、バイクを起こすときだけしっかりアクセルを使う。この基本を守れば、スムーズな通過と合格が見えてきます。

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