冬の納車シーズンに新車を購入する方にとって、「スタッドレスタイヤを装着した状態で納車してもらえるのか?」というのは重要な関心事です。特に降雪地域では、安全性や利便性の面からもスタッドレス装着納車を希望する方は少なくありません。この記事では、トヨタディーラーでの納車時にスタッドレスタイヤへの変更が可能かどうか、その方法や注意点について詳しくご紹介します。
トヨタディーラーではスタッドレス納車は可能?
結論から言えば、スタッドレスタイヤ装着での納車は原則として可能です。ただし、対応はディーラーごとに異なり、事前の相談と在庫状況がカギとなります。
たとえば、新車に標準装着されている夏タイヤを外してスタッドレスタイヤに履き替えた状態で納車する場合、純正ホイールをそのまま使用するか、別途ホイール付きで用意するかの選択肢があります。
純正ホイールにスタッドレスを履かせるメリットと注意点
純正ホイールにスタッドレスタイヤを組み合わせることで、新たなホイールを購入する必要がなく、費用を抑えられるというメリットがあります。ただし、以下のような注意点もあります。
- 外した夏タイヤは別途持ち帰りまたは保管が必要
- 純正ホイールの形状によってはスタッドレスに適さない場合がある
- 夏タイヤへ戻す際には再度組み替え費用が発生
そのため、ディーラーによっては「別ホイール付きでスタッドレスを購入すること」を推奨することもあります。
具体的な依頼方法と費用感
スタッドレスでの納車を希望する場合は、車両契約時や見積もり段階で必ず営業担当に伝えることが重要です。納期やタイヤの手配の関係上、後からの変更が難しい場合もあります。
費用の一例として、ディーラーでのスタッドレスセット(ホイール付き)は10万円〜20万円程度が相場です。純正ホイールに組み替える場合は、タイヤ代と組替工賃あわせて5万円〜10万円程度となることが一般的です。
スタッドレス納車に関する実例と体験談
たとえば北海道在住のAさんは、1月納車の新型ヤリスクロスにスタッドレスタイヤを装着した状態で納車を依頼。トヨタのディーラーではスムーズに対応してもらい、純正ホイールにブリヂストンのVRX3を履かせた状態で引き渡しとなりました。
一方、関東の別のユーザーBさんは、ディーラーではホイール付きセットの購入が前提で、純正ホイールにスタッドレス装着は断られたとの声も。このように地域や店舗で対応が異なるため、あらかじめ問い合わせておくのが確実です。
夏タイヤの保管や再装着についても考慮を
スタッドレスタイヤ装着で納車した場合、夏タイヤは外された状態で納車時に別途渡されることが一般的です。自宅での保管スペースがない場合は、ディーラーやカー用品店の「タイヤ預かりサービス」を活用するのも一つの方法です。
また、春に夏タイヤへ戻す際は、別途組み替え費用が発生するため、年間を通してのメンテナンススケジュールと予算を把握しておくことが重要です。
まとめ:スタッドレス納車は可能、早めの相談と確認がカギ
トヨタディーラーでは、スタッドレスタイヤを装着しての新車納車は可能ですが、純正ホイールを使えるかどうかやタイヤの手配状況は店舗によって異なります。
確実に対応してもらうには、車両注文時点でスタッドレス装着希望を伝え、夏タイヤの取り扱いや費用についてもあわせて確認しておくことが大切です。寒冷地や冬の納車予定の方は、スタッドレスでの納車を上手に活用して、安全で快適なカーライフをスタートさせましょう。
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