近年のミニバンは、ファミリー層を中心に安全性や快適性が重視されるようになり、運転支援機能の搭載も注目を集めています。特に「クルーズコントロール(追従機能付き)」は高速道路での運転負担を軽減する便利な装備です。本記事では、現行型の一つ前、つまり2014年〜2021年に販売された80系ノア/ヴォクシーにおける先進機能の装備内容を詳しくご紹介します。
80系ノア・ヴォクシーの基本概要
ノアとヴォクシーの80系は2014年に登場し、2021年のフルモデルチェンジまで販売されていた人気ミニバンシリーズです。トヨタ独自のミニバンプラットフォームを採用し、低床・高効率なパッケージが特徴でした。
このモデルはマイナーチェンジを経て装備内容がアップデートされ、特に2017年以降の後期型では安全装備が強化されています。
クルーズコントロールの搭載状況
80系ノア・ヴォクシーには追従機能付きのクルーズコントロール(全車速対応のレーダークルーズ)が一部グレードに設定されていました。ただし、全グレードに標準装備ではなく、主に上級グレードやオプション装着時に限られていました。
具体的には、ZSグレードやHYBRID Siなどの上級モデルで、Toyota Safety Sense(TSS)を搭載している場合に限り、レーダークルーズコントロール(速度制御型または追従型)が利用可能でした。
Toyota Safety Senseの進化と違い
2014年発売当初の80系前期型には、クルーズコントロール自体が設定されていないか、あっても単純な定速型でした。しかし、2017年のマイナーチェンジ以降、Toyota Safety Sense CからToyota Safety Senseへと移行し、衝突回避支援・車線逸脱警報・オートマチックハイビームなどの機能とともに追従型クルーズ機能が一部で追加されました。
これにより、長距離運転時の疲労軽減が大幅に向上し、子どもを乗せての高速ドライブにも安心が広がりました。
搭載の有無を確認する方法
80系ノア・ヴォクシーの中古車を検討する際は、グレード名と製造年(後期型かどうか)、およびメーカーオプションの有無をチェックすることが重要です。
例えば、2018年式のヴォクシーHYBRID ZSなら、TSS+レーダークルーズ搭載車もありますが、同じ年式でもGグレードだと定速型しか付かないケースも。購入前には販売店に確認するのが確実です。
ユーザーの声と使用感
「2019年式ヴォクシーHYBRID ZSに乗っています。追従クルーズがあるので、渋滞時もアクセル・ブレーキを自動で制御してくれてかなり楽になりました」(40代・男性)
「中古で2016年式ノアを買ったのですが、クルーズコントロールが定速式で、高速道路ではやや使いにくいですね。やっぱり後期型がよかったかも…」(30代・女性)
まとめ:クルーズコントロールの有無はグレードと年式に注目
一つ前のモデル、80系ノア・ヴォクシーでも、後期型かつ上級グレードであれば追従機能付きのクルーズコントロールを搭載している可能性が高いです。装備の有無は中古車購入の判断材料として非常に重要なので、グレード名や装備表記をしっかり確認するようにしましょう。
安全性や快適性を求める方には、後期型・TSS搭載グレードがおすすめです。
コメント