友人と気軽にドライブを楽しむ学生や若者にとって、軽自動車はコストパフォーマンスの良い選択肢です。しかし、急勾配が続く箱根ターンパイクのような山道を軽自動車で4人乗って走れるのか、不安に思う方も多いでしょう。この記事では、軽自動車の走行性能や注意点を解説しつつ、安心してドライブを楽しむためのポイントをご紹介します。
箱根ターンパイクとは?
箱根ターンパイクは神奈川県にある全長13.3kmの有料道路で、標高差が約1000m近くある本格的な登坂路です。急なカーブや長い上り坂が続くため、車のパワーやブレーキ性能が試される道でもあります。
観光地としての人気も高く、休日には多くのライダーやドライバーで賑わい、絶景ポイントも点在しています。
軽自動車のパワーと登坂性能について
現在の軽自動車は、ターボエンジン付きであれば64馬力まで出力があり、NA(自然吸気)でも39〜52馬力程度のモデルが一般的です。軽量ボディも相まって、平地では充分な走行性能を発揮します。
ただし、4人フル乗車+荷物があると総重量が増えるため、急坂では明らかにパワー不足を感じることもあります。特にNAモデルでは、エンジンが高回転になりがちで騒音や燃費の悪化も懸念されます。
実際に登った人の体験談
実際にダイハツ ムーヴ(NA)で4人乗車して箱根ターンパイクを走行した大学生の話では、「登れないことはなかったが、2速・3速を多用して常にアクセルベタ踏みだった」とのこと。
一方で、スズキ アルトターボRSのようなターボ付きモデルでは「余裕とは言わないが、加速に不安はなかった」という声もありました。車種やエンジンによって体感が大きく異なります。
安全に登るための運転テクニック
軽自動車で山道を走る際には以下のポイントに注意しましょう。
- 低速ギアを活用:登坂中はエンジンブレーキを効かせるためにも2速またはLレンジを選択。
- スピードより回転数:無理にスピードを出すとオーバーヒートの原因になります。
- こまめな休憩:エンジンやブレーキへの負荷を下げるため、休憩を挟むのも有効です。
また、ブレーキが効きづらくなるフェード現象もあるため、下り坂ではエンジンブレーキを活用することが必須です。
登れないことはないが「余裕はない」
結論として、軽自動車で箱根ターンパイクを登ることは可能です。しかし、フル乗車時は特にパワー不足を感じやすく、快適とは言い難いケースもあります。
車種によっては高回転を維持しなければならず、エンジンに負荷がかかるため、運転者の負担も大きくなります。
まとめ:軽自動車で箱根の山道も走れるが、準備と運転技術がカギ
軽自動車でも箱根ターンパイクを登ることは可能ですが、事前の車両点検、運転中の工夫、ルート選びなどが重要になります。ターボ付きモデルであれば、より安心して走行可能です。
ドライブ前にはしっかりと準備を行い、安全第一で絶景ドライブを楽しんでください。
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