ステップワゴンRP6/7/8に、シート位置に合わせてパワースライドドアスイッチを増設したい方へ。この記事では、素人でも比較的簡単にできる増設手順と配線接続のポイントをご紹介します。
なぜCピラーに増設するのか?
純正ではピラー部にスイッチがないため、2列目シートから操作すると手が届きにくいという声があります。第一世代オデッセイなどでは、Cピラーにスイッチが付けられていた事例もあり、同様の利便性向上が期待できます:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
スイッチ自体は純正流用または「ポチガー」と呼ばれるDIYキットを使い、ドアノブ部の開閉信号線に割り込ませるだけで動作可能です:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
必要な道具と準備
- スイッチキット(純正流用 or ポチガーキット)
- 内張はがし工具
- 配線ガイドワイヤー
- ドリルまたはリーマー(鉄板への穴あけ注意)
CピラーにはSRS(エアバッグ)部品が配置されているため、内張取り外しや穴あけは慎重に行ってください:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
増設手順(ステップバイステップ)
1. 内張取り外し
Cピラーガーニッシュを固定クリップから丁寧に取り外します。内装パネルに傷をつけないように注意。
2. 開閉信号線の分岐
純正ドアノブ部の開閉スイッチ配線を探し、配線ガイドでCピラーまで引き込みます。ルームランプ側から引く手も有効です:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
3. スイッチ取り付け位置の選定
初期ではCピラー裏に直接スイッチを取り付けようとしても、鉄板干渉で失敗例もあります:contentReference[oaicite:4]{index=4}。その場合はスピーカー下など、干渉しない場所への移設がおすすめ。
4. 穴あけとスイッチ設置
ドリルやリーマーでパネルに穴をあけ、スイッチを取り付けます。内張裏の鉄板への貫通には特に注意が必要。
5. 配線接続と動作確認
開閉信号線にスイッチを割り込ませ、接続後にドア開閉動作を確認。問題なければ内張を元に戻します。
整備事例と体験談
みんカラ利用者「マキバぱぱ」さんは、Cピラーに増設を試みたものの干渉で断念し、スピーカー下にスイッチ移設した経験があります。結果的に使い勝手がよくなったとの報告も:contentReference[oaicite:5]{index=5}。
配線接続の具体例
配線元 | 接続方法 |
---|---|
ドアノブ内開スイッチ線 | 配線を分岐しCピラーへ導線を引き込む |
スイッチ本体 | 配線を中継し、ON/OFFでドア開閉信号を制御 |
純正配線への割り込みだけで動作可能なため、複雑な制御回路は不要です。
注意すべきポイント
- エアバッグなどSRS部には手を加えない
- 鉄板への穴あけは最小限にし、内張干渉に注意
- 配線はショート防止のため結束し、固定を徹底
- 作業前に必ずドア操作とスイッチ動作を確認
まとめ
Cピラーへのパワースライドドアスイッチ増設は、配線割り込み+適切な取り付け位置の選定が鍵です。Cピラー裏は干渉リスクが高いため、スピーカー下などの代替位置も視野に入れましょう。DIY初心者でも、工具と配線ガイドがあれば挑戦可能です。
安全性を忘れず、エアバッグ配線や鉄板貫通には慎重に対応することが成功のポイントです。
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