2015年式グランドプロフィアに乗っており、グリル内にLEDを取り付けたいと考えるドライバーは少なくありません。夜間の視認性向上やドレスアップ効果もあるため人気のカスタムですが、誤った配線は車両トラブルや保安基準違反を招くことも。この記事では、グリル内LEDの電源の取り方と注意点をわかりやすく解説します。
LEDの電源はどこから取るのが正解?
LEDを取り付ける際に最も重要なのが、電源の取り出し先です。以下の3つがよく利用されるポイントです。
- スモールランプ(車幅灯)配線から分岐:スイッチ操作に連動して点灯し、合法性も確保しやすい。
- ACC電源(アクセサリー電源)からの取り出し:イグニッションONで点灯するが、LEDが常時点灯する可能性がある。
- バッテリー直結+スイッチ制御:配線自由度は高いが、リレー・ヒューズ・スイッチの組み合わせが必須。
特にスモール配線から取る方法は、トラック業界でも実用性と安全性から好まれる方法です。夜間走行時に自然な点灯になるため、車検時の指摘も受けにくい傾向にあります。
おすすめの配線場所:ヘッドライト裏 or サイドマーカー
グランドプロフィアの場合、ヘッドライト裏のスモール線またはフェンダー付近のサイドマーカーの配線から分岐するのが一般的です。
具体的には、車幅灯の+線(通常は茶色や青色)にエレクトロタップなどを使って分岐接続し、必ずヒューズを噛ませることでショート事故を防ぎます。マイナスはフレームやボディアースが利用できます。
施工経験のある整備士に相談するか、電装に詳しいトラック用品店で取り付けてもらうのが安全です。
LED装着時に避けるべきポイント
LED装着は簡単に見えて、いくつかの落とし穴も存在します。以下に注意点を挙げておきます。
- 車検対応のLEDを使う:色・明るさ・取付位置によっては保安基準に抵触します。
- 電源取り出しの際に元線を傷つけない:誤った圧着や無理なタップ使用は断線・接触不良の原因に。
- 絶縁処理はしっかり行う:ビニールテープだけでは不十分。収縮チューブなどで保護しましょう。
また、LEDコントローラーが必要な商品を選ぶ場合は、説明書に従って正しい配線ルートを確保してください。
プロフィアの事例:バッ直+スイッチ+リレー制御で美しく
あるトラックオーナーの事例では、バッテリーから電源を取り、運転席内に専用スイッチとリレーを設置。日中・夜間問わず自分のタイミングでLEDのオンオフができるように施工していました。
この方法は自由度が高く、多灯式LEDや点滅式、流れるタイプのLEDにも対応できます。ただし、電力計算やヒューズの選定など一定の知識が求められます。
まとめ:目的と安全性を両立した電源取り出しを
2015年式グランドプロフィアにLEDを装着する際は、スモール配線からの分岐が手軽で安全性も高いためおすすめです。バッ直方式も選択肢としてありますが、ヒューズやリレーなどを正しく使うことが前提です。
「どこから電源を取るか」は見た目以上に重要なポイント。目的と用途に合わせ、施工前にしっかり計画を立てましょう。電装系に不安がある方は、必ずプロに相談してください。
コメント