近年では50代からバイクライフを始める方も増えており、特にビッグスクーターはそのスタイリッシュな見た目と快適性から人気を集めています。しかし、中古市場におけるビッグスクーターは注意点も多く、選び方次第で満足度が大きく変わるジャンルでもあります。この記事では、マグザム・フュージョン・スカイウェイブといったモデルの中古事情から、PCXなど現行モデルの選択肢までを幅広く解説していきます。
マグザム・フュージョン・スカイウェイブの中古市場の現状
一世を風靡したマグザムやフュージョン、スカイウェイブなどは、現在では新車販売が終了しており中古市場でしか手に入りません。見た目重視で選ばれやすいこれらのモデルはカスタムベースとしても人気が高く、純正状態で美車と呼べる個体は希少です。
とくに10年以上前の年式になることが多く、ゴム類の劣化、カウルの割れ、電装系トラブルなども発生しがちです。整備履歴がはっきりしている個体や、専門店でメンテナンス済の車両を選ぶことが重要になります。
50代ライダーにとっての取り回しやすさと安全性
マグザムやスカイウェイブは全長が長くホイールベースも広いため、取り回しが難しい傾向にあります。特に小柄な体格や非力な方には、駐車場や交差点での扱いが不安になることもあるでしょう。
一方で、現行PCXやバーグマンストリート125などは軽量かつ足つきが良く、シート高も抑えられているため安心です。サイズは小さくともパワーや実用性は十分で、都市部や郊外のツーリングにも対応できます。
現行車と旧車ビッグスクーターのコスト比較
中古のビッグスクーターは一見安く見えますが、購入後に発生する整備費用や部品交換を加味すると、結果的に現行モデルの新車購入とさほど変わらないこともあります。
たとえば10万円台で買えるスカイウェイブでも、タイヤ交換・Vベルト・バッテリー・外装修理などで5〜10万円以上かかることも珍しくありません。一方、PCXなどは燃費・メンテナンス性ともに優れており、長期所有を前提としたコストパフォーマンスが高いです。
おすすめモデルと選び方のコツ
- 中古で選ぶなら:状態良好なスカイウェイブ250タイプS、ノーマルに近いマグザム、フュージョンXなど
- 新車・現行で選ぶなら:ホンダPCX160、スズキバーグマン200、ヤマハNMAX155
中古車選びでは必ず実車を確認し、販売店の整備内容・保証の有無もチェックしましょう。できれば試乗ができると安心です。新車であれば、保証付きで初期不良の心配も少ないため、初心者には安心です。
親子でバイクを楽しむために
50代でバイクを始める方にとって、安心して乗れることが何より重要です。お子さんや家族と一緒に安全なバイクライフを送るには、乗りやすさ・整備性・サポート体制に優れたバイク選びが不可欠です。
その意味でも、外観のこだわりと実用性のバランスを取りながら選ぶことが大切です。
まとめ:デザインも実用性も両立したビッグスクーター選びを
ビッグスクーターはその魅力的なデザインと快適性から根強い人気を誇りますが、年式が古くなると維持や整備に注意が必要です。特に初心者やシニア層にとっては、現行モデルの利便性や安全性がより重要になります。
マグザムやスカイウェイブにこだわる場合は、良質な中古車を見極める力と整備環境の確認が鍵。一方で、PCXやNMAXといった現行モデルを選べば、快適で安心なバイクライフが実現できます。
親子で始めるバイクライフ、ぜひ安全で快適な1台とともにスタートしてください。
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