バイクのブレーキマスター周りのピン付きボルトはどう外す?ステップ交換時の正しい対処法と注意点

車検、メンテナンス

バイクのカスタムを楽しむ中で、ステップの交換は見た目や操作性の向上に直結する人気の改造ポイントです。しかし、作業の途中でブレーキマスターシリンダーにつながるピン付きのボルトに出会うと「これってどうやって外すの?」と戸惑う方も多いはずです。この記事では、そのような場面での正しい対処方法や工具の選び方を詳しく解説します。

ブレーキマスターの「ピン付きボルト」とは?

この部分に使われているのは、一般的に「スプリットピン」や「割りピン(割ピン)」と呼ばれる安全部品です。これはブレーキロッドやペダルピンが抜けないようにするための固定具で、強引に外すのはNGです。

外見的には細長いピンがボルトの穴に通されており、両端が広げられています。これにより走行中の振動などで緩むのを防いでいるのです。

スプリットピンの正しい外し方

このピンは「パワーでねじ切る」のではなく、慎重に外す必要があります。以下の手順が安全で確実です。

  • ニッパーやラジオペンチで、広げてある端をまっすぐに戻す
  • まっすぐになったら、ピンの頭を引っ張って抜く(ラジオペンチ推奨)
  • 固着している場合は、潤滑スプレーを吹いてから少し時間を置くと抜けやすくなる

再利用は基本的に推奨されません。スプリットピンは安価なので、取り外した後は新品を用意しておきましょう。

使用されているピンの種類と適合サイズ

バイクによってピンの種類や太さ・長さは異なります。よくあるサイズは以下の通りです。

ピンの種類 太さ(mm) 長さ(mm)
スプリットピン 2.0〜3.0mm 20〜30mm
割りピン(折り曲げ式) 1.5〜2.5mm 20〜30mm

作業前に、車種名と年式を基にサービスマニュアルを確認するのが理想です。

ステップ交換時のその他の注意点

・ブレーキスイッチの配線が引っ張られていないか
・マスターシリンダーのロッド角度が変わっていないか
・ブレーキの遊びが変わった場合は、調整が必要

ステップは見た目以上に重要な操作部品です。組み直し後は必ずブレーキの効き具合を確認し、試走前に十分なチェックを行いましょう。

初心者でも安心の作業サポート

初めてステップ交換に挑戦する方は、以下のようなサポートツールや動画も活用すると安心です。

正しい工具と手順があれば、整備初心者でも安全に交換が可能です。

まとめ

バイクのステップ交換中に出くわす「ピン付きボルト」は、ブレーキ周りの安全性確保のための重要なパーツです。無理やり外すのではなく、ラジオペンチやニッパーを使って丁寧に取り外すことが大切です。作業後の確認も怠らず、安全に楽しいバイクライフを送りましょう。

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