車検切れ・ナンバー破損バイクの名義変更方法|400cc不動車でもスムーズに進める手順と必要書類

車検、メンテナンス

車検が切れており、ナンバープレートも破損した400ccバイクを名義変更する場合、手続きが通常と異なる点があります。不動車であっても適切な手順を踏めばスムーズに名義変更できますので、今回はその具体的な流れと注意点を解説します。

名義変更の前に確認すべきポイント

まず、不動車であることと、ナンバーが破損していることを踏まえて、以下の点を確認しておきましょう。

  • 車検証の有無
  • 現在登録されているかどうか(抹消済みかどうか)
  • ナンバーが破損・紛失している場合の対応

これらの状況によって、準備する書類や申請先が変わってきます。

必要書類の一覧

車検切れのまま名義変更を行う場合、以下の書類が基本的に必要です。

  • 旧所有者の印鑑証明書(3ヶ月以内)
  • 旧所有者の譲渡証明書
  • 新所有者の住民票(または印鑑証明書)
  • 自動車検査証(車検証)
  • ナンバープレート(破損していても提出)
  • 申請書類(OCRシート1号様式など)
  • 手数料納付書(350円)
  • 自賠責保険(任意で再加入可能)

ナンバーが破損している場合でも、破片やプレートの一部を提出することで返納扱いとなります。

ナンバー破損時の名義変更手順

ナンバープレートが折れている、読めないなど破損している場合は、運輸支局で「ナンバー再交付」ではなく「破損による返納手続き」を行う必要があります。

手順:

  1. 管轄の運輸支局または軽自動車検査協会に持ち込む
  2. 破損したナンバーと申請書類を提出
  3. 必要に応じて理由書を添付
  4. 新所有者の情報で名義変更
  5. 仮ナンバー申請(公道移動が必要な場合)

名義変更後の注意点

名義変更はあくまで「所有者の変更」の手続きなので、車検の有無や走行可否とは別問題です。不動車のまま譲渡した場合、次に登録する人(新所有者)が改めて車検を通す必要があります。

ナンバーが新しく発行される場合は、自賠責保険や納税手続きも新たに行う必要がある点に注意しましょう。

【実例】破損ナンバー付き車検切れバイクの名義変更事例

例:ヤマハXJR400R(車検切れ・ナンバー破損)を譲渡。

・売主は返納証明書を用意。ナンバーの破片も封筒に入れて提出。
・運輸支局で理由書記入(破損のため返納不能に準ずる扱い)
・買主は譲渡証明書と住民票を持参して名義変更完了。
・後日、自賠責保険加入+仮ナンバー取得で整備工場まで自走。

まとめ:車検切れ・ナンバー破損バイクでも名義変更は可能

・車検切れバイクでも、必要書類を揃えれば名義変更は可能です。
・ナンバーが破損している場合は返納扱いとし、理由書を提出。
・譲渡証明書と印鑑証明書、車検証が揃えば大半の手続きは対応できます。

不動バイクでも譲渡・名義変更は法的に整っていれば問題ありません。正確な手続きを踏むことでトラブルを避け、安全かつスムーズな所有権移転ができます。

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