アドレスV125Gのウインカーが片側点灯しない原因と対処法:バルブ切れ?リレー不良?

車検、メンテナンス

スクーターに乗っていると避けて通れないのが電装系のトラブル。特にウインカーの不具合は、安全走行にも関わるため早急な対応が求められます。今回は、スズキ・アドレスV125Gで片側ウインカーが点灯しない・前後で症状が違うというケースを中心に、原因と対処法をわかりやすく解説します。

ウインカーの一部だけが点灯・点滅しない場合に考えられる原因

今回のように「右側は正常、左側後ろは点灯しっぱなし、前が無反応」という症状の場合、主に以下の3つが原因として考えられます。

  • バルブ切れまたは接触不良
  • アース不良(配線の劣化や断線)
  • ウインカーリレーの不具合

まず一番多いのがバルブの球切れや差し込み端子の緩み。特に前側が点灯しないということは、バルブのフィラメントが断線している可能性があります。バルブを外して見た目で判断できることもありますが、念のため新品と交換してみると確実です。

後ろが点灯しっぱなしになる理由とは?

通常、ウインカーは左右同時には作動せず、リレーの働きで交互に点滅します。後ろだけ点灯し続けるという現象は、前側に異常があることで電流が正常に流れず、片側の負荷が変わるため点滅ではなく点灯になるという仕組みです。

これはLED化した際などにもよくある現象で、抵抗値の違いによってリレーが正常に作動しないことが原因になります。純正バルブを使用していても、端子の腐食や接触不良があると同じ症状が出ることがあります。

ウインカーリレーは原因になり得るか?

リレーの不具合が原因の場合は、左右とも点滅が不安定だったり、点灯スピードが速すぎたりする症状が一般的です。今回のように片側だけ特定の症状が出ている場合は、まずはリレーよりもバルブや配線の確認を優先しましょう

ただし、リレーも経年劣化する部品の一つ。10年近く使用している車両であれば交換を検討してもよいでしょう。

おすすめのウインカーリレーと交換方法

アドレスV125Gには2ピンまたは3ピンのリレーが使用されています。以下のような汎用品が手頃で人気です。

  • デイトナ製ウインカーリレー(LED対応・音付き)
  • エーモン製 汎用フラッシャーリレー(数百円〜)
  • Amazonや楽天で1,000円前後の互換品

交換はシート下やメットイン内にあるリレーを取り外して、ピン数を確認し、同じタイプのものを接続するだけ。難易度は高くありませんが、不安な場合はバイクショップで依頼するのも一つです。

バルブ交換も忘れずにチェック

フロントウインカーのバルブはカウルを一部外す必要があるため少し手間ですが、DIYで交換可能です。バルブはT10やS25型が一般的ですが、年式によって異なる場合があるので、事前に取り外して確認しておくと安心です。

特に左右で色味が違っていたり、古くなったバルブは早めに両方交換することで、バランスよく点滅するようになります。

まとめ:まずは安価なところからチェックしよう

アドレスV125Gのウインカー不具合は、バルブの球切れ・接触不良・アースの問題であることが多く、ウインカーリレーが原因であるケースは比較的少数です。まずは安価なバルブ交換から試し、改善しなければリレー交換へ進むという流れが無駄がありません。

バイクの電装系はちょっとした点検で改善することも多いため、知識をつけておくと今後のトラブルにも対応しやすくなります。

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