Z750FX 3型は、カワサキの名車Zシリーズの中でも希少性が高く、パーツ選びに悩まされることも少なくありません。特にフェンダーレスキットやフロントフェンダーのカスタムにおいては、1型との互換性の問題や情報不足に直面することがあります。本記事では、Z750FX 3型に適合するフェンダーレスキットやメッキフロントフェンダーを探すための実用的な情報をまとめました。
Z750FX 3型と1型の違い
Z750FXは1型〜3型まで存在しますが、それぞれに構造的な違いがあります。特に3型はフレームやリア周りの構造が1型と異なるため、フェンダーレスキットやリアフェンダー周辺の部品が流用できないという点に注意が必要です。
例えば、1型ではZ1000MKⅡ系のパーツが使える場合がありますが、3型はZ750GPやZ1000J系に近い構造を採用しています。このため、1型用のフェンダーレスキットを無理に装着しようとすると加工が必要になるケースがほとんどです。
フェンダーレス化に使える代替車種
フェンダーレスキットの装着には、Z750FX 3型に近い構造を持つ車種から流用するのが現実的です。以下は参考になりうる車種です。
- Z750GP
- Z1000J
- Z1100GP
これらの車種は、Z750FX 3型と同系のフレームやスイングアーム構造を持っているため、フェンダーステーやウインカーステーの互換性がある場合があります。ただし、ボルトオンではなく軽度な加工を伴う可能性が高いため、事前のフィッティング確認が推奨されます。
メッキフロントフェンダーの選び方
メッキのフロントフェンダーについても、Z750FX 3型専用品はほとんど市場に流通していません。しかし、汎用品またはZ1000J/Z1100系のフェンダーであればステー位置が近く、多少の加工で取り付けが可能なことがあります。
メッキ仕様を求める場合は、社外パーツメーカー(PMC、GUTS CHROME、BEETなど)から出ている汎用フェンダーを探すのも一つの手です。重要なのは、フロントフォークの径と取付ピッチを正確に測ることです。
パーツ探しのコツと中古市場の活用
3型専用のパーツが少ない理由の一つに、生産台数の少なさが挙げられます。そのため、中古パーツ市場やオークションサイトを活用するのが効果的です。ヤフオクやモトオークなどで、Z750FX 3型対応と記載された出品を探してみましょう。
また、SNSの旧車コミュニティや掲示板では、同じ悩みを抱えるオーナー同士で情報交換が活発に行われており、実際に取り付けた人の体験談が非常に参考になります。
カスタムショップや加工対応の相談も選択肢
どうしても既製品で見つからない場合は、カスタムショップに相談してワンオフで製作してもらうという手もあります。アルミやステンレスでのフェンダー製作、ステーの位置変更など柔軟な対応が可能です。
ショップによってはZ系カスタムを得意としている場合もあるため、「Z750FX カスタム フェンダー」で検索すると見つけやすいです。
まとめ:Z750FX 3型に合うフェンダーを探すには近縁車種と情報交換がカギ
Z750FX 3型は1型と異なり、パーツ選びにコツが必要です。Z750GPやZ1000J系のパーツを参考にしながら、中古市場やSNS、カスタムショップを積極的に活用することで、自分だけの理想の仕様に近づけることができます。
無理な取り付けは事故や破損の原因になるため、しっかりとサイズ確認や適合情報を集めることが大切です。
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