ヤマハMT-25(2022年式)は、シャープなデザインとLEDヘッドライトが特徴的なネイキッドバイクですが、「クラシックで味のある丸目ライトにカスタムしたい」というニーズも少なくありません。この記事では、丸目ライト化の可否や具体的な方法、注意点などを詳しく解説します。
MT-25のヘッドライト構造と丸目化のハードル
2022年式MT-25は、センター1灯のLEDユニット+フロントカウル一体型の設計となっており、従来の汎用丸目ライトに比べて構造が複雑です。純正ライトユニットはマウントが特殊で、単純な「ポン付け」はできない仕様になっています。
そのため、丸目ライトへ交換する場合はカウルの撤去+ステーの新設+配線加工が基本となります。
丸目ライト化に必要な主なパーツ一覧
以下は、丸目化にあたって必要となる代表的なパーツ類です。
- 汎用丸目LEDヘッドライト(φ180mmなど)
- ヘッドライトブラケット(φ41mmフォーク対応)
- ヘッドライトステー/マウントバンド
- 延長ハーネスや変換カプラー(YAMAHA純正コネクター対策)
- ウインカーステー移設用パーツ(必要に応じて)
有名メーカーでは、DAYTONAやPOSH、HURRICANEなどが対応パーツを販売しています。
カスタム作業の流れと実例
1. 純正ライトとフロントカウルを取り外す
2. フロントフォークにライトステーを装着
3. 丸目ヘッドライトをマウントし、配線を確認
4. 点灯確認後にウインカー位置も再調整
実際にMT-25を丸目化したオーナーのブログでは、「配線は汎用変換カプラーを使えばスムーズだった」「純正ウインカーをそのまま流用できた」との報告もあります。ただし、ライトケースの奥行きが浅いと配線が収まりにくくなるため、注意が必要です。
配線加工の注意点と法規対応
MT-25の純正ヘッドライトはLEDユニットで、車体ハーネスも専用設計のため、丸目ライトへ交換する際は以下の点に注意が必要です。
- ロー/ハイ切替に適した配線確認
- 消費電力(W)とバッテリー負荷のバランス
- 防水処理(ギボシ端子・テーピングなど)
また、車検対応の光軸・照度であるかを確認することも重要です。光軸調整機能付きの丸目ライトを選ぶと安心です。
見た目の変化とバイク全体のバランス
丸目ライト化によって、フロントフェイスの印象は大きく変わります。ネオクラシック風、ストリートカフェ風など、目指す方向性に応じてウインカーやメーターまわりもセットでカスタムすると、全体の統一感が出ます。
「Z900RS風に仕上げたい」「カフェレーサー風に寄せたい」といった明確なイメージがあると、パーツ選定やレイアウトもスムーズです。
まとめ:MT-25は丸目化できるが、加工とバランスがカギ
MT-25(2022年式)でも丸目ライトへのカスタムは可能です。ただし、構造上の工夫や配線処理など、ある程度のカスタム知識とDIYスキルが求められます。
理想のスタイルを形にする楽しさは格別ですが、作業が不安な場合はカスタムショップに相談するのもひとつの方法です。しっかり準備をして、安全かつ合法的にカスタムを楽しみましょう。
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