ファミリーカーとして人気の新型シエンタ。快適性が重視される中で、リアクーラーが非搭載という点が気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、リアクーラーがないシエンタの夏場の暑さへの影響や対策について、実際の使用感をもとに解説します。
新型シエンタにはリアクーラーが標準装備されていない
新型シエンタは、フロントエアコンのみで車内の温度調整を行う設計となっています。リアクーラー(後席専用の冷房吹き出し口)は備わっておらず、これに不安を感じる方も少なくありません。
とくに真夏の停車時や長距離移動中は後席の温度が上がりやすく、「アクアより広いぶん、冷房の効きが悪いのでは?」という疑問も多く寄せられています。
実際にリアクーラーなしで夏場はどうなのか?
実際にシエンタに乗っているユーザーの声では、「エアコンの風量を最大にすれば時間はかかるが冷える」「走行中は後席でも問題ない」という意見が多い一方で、「停車中は後席がかなり暑くなる」「小さな子どもがいると心配」といった不満の声もあります。
特に3列目を利用する場合、冷気が届きにくく感じることもあるようです。家族で乗るシーンが多い場合は、対策を講じることが快適性を左右します。
暑さ対策に有効なアイテムと工夫
リアクーラーがなくても、いくつかの対策で快適性を大きく改善できます。以下のような方法が効果的です。
- USB接続の小型ファン:後部座席に取り付けて風を循環させることで、空気の流れを改善。
- サンシェードや遮光カーテン:直射日光を遮ることで室温上昇を防ぎます。
- クールシートや冷感ジェルマット:チャイルドシートや座面に設置することで熱のこもりを抑制。
さらに、駐車中に窓を少し開けておく・前もって車内の熱気を換気するなど、簡単な工夫も有効です。
アクアからの乗り換えで感じる違い
アクアからシエンタに乗り換えたユーザーの中には、「室内空間が広くなったことで冷えにくくなった」と感じる人もいます。ただし、アクアはハッチバックで天井が低いため、熱がこもりやすく、意外とシエンタのほうが快適だったという声もあります。
走行時の冷却効果やエアコンの出力自体はシエンタのほうが高いため、リアクーラーがなくてもエアフローの工夫次第で快適さは十分に確保可能です。
シエンタに向いている使い方と注意点
シエンタはファミリーやシニア世帯に適した設計となっており、日常利用であればリアクーラーがなくても快適に過ごせる工夫がされています。
ただし、真夏の長距離ドライブや後部座席に小さな子どもや高齢者が乗る場合は、温度管理に注意が必要です。温度センサー付きの扇風機や、車載用サーキュレーターなどを併用するのがおすすめです。
まとめ:シエンタの夏の暑さは工夫次第で快適に
新型シエンタにはリアクーラーが備わっていませんが、実際の使用感では工夫次第で十分な快適性を確保できます。USBファンやサンシェードなどを活用し、車内の空気循環や日差し対策を行うことで、暑さのストレスを軽減することが可能です。
もし夏場の使用を重視するなら、購入前にエアコン性能や車内の空気の流れについて試乗や確認をしておくと安心です。
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