ホンダAF18(ディオ系)の燃料ホースは年数が経つと硬化やひび割れが起きやすく、適切な交換が必要です。本記事では、AF18に適合する純正燃料ホースの部品番号や、入手しやすい代用品、注意点などを詳しく解説します。
AF18の燃料ホースはどこに使われている?
AF18型のホンダ・ディオでは、燃料ホースは主に以下の部分に使用されています。
- 燃料タンクからキャブレターまでのホース
- 負圧ホース(負圧コック用)
- オイルホース(別系統だが混同されやすい)
本記事では、ガソリンが通る「燃料ホース」に焦点を当てて解説します。
AF18用純正燃料ホースの部品番号
ホンダ純正で指定されている燃料ホースの代表的な部品番号は以下のとおりです。
- 95001-35001-60M:燃料ホース(内径3.5mm、外径6.5mm、600mm長)
- 95002-02070:ホースバンド(燃料ホースを固定する金具)
これらはホンダの多くの原付車両に共通して使用されており、AF18でも問題なく使用可能です。
代用できる市販の燃料ホース
純正品が入手困難な場合やコストを抑えたい場合は、ホームセンターやバイクパーツショップで購入できる汎用燃料ホースを使用することも可能です。選定の際は以下を参考にしてください。
- 内径3.5mm〜4mm:キャブレター側の接続径に合わせる
- 耐油・耐ガソリン性のあるホース:必ず燃料用として明記されている製品を使用
- シリコンホースは避ける:耐油性が低いものが多く、溶けて詰まりの原因に
おすすめ代用品:
- DAYTONA製 燃料ホース(内径3.5mm/5mm/7mmあり)
- キタコ 燃料用ビニールホース 3.5mm×5m巻(透明タイプもあり)
- Gクラフト 耐油フューエルホース(耐久性高く、汎用性あり)
ホース交換時の注意点
燃料ホースの交換時には以下の点に注意してください。
- 作業前には必ず燃料を抜く:ガソリン漏れによる火災の危険があるため
- ホースの長さを確認:長すぎても短すぎても不具合の原因に
- ホースバンドでしっかり固定:緩いと走行中に抜けて燃料漏れする恐れがあります
また、古いホースは抜けにくくなっていることが多いため、無理に引っ張らずカッターなどで慎重に切れ目を入れて外すのが安全です。
他のトラブルと混同しないように注意
AF18は負圧式の燃料コックを採用しており、エンジン始動の負圧で燃料が送られる仕組みです。燃料が来ない、走行中にエンストするなどの症状がある場合は、単なるホース劣化だけでなく「負圧ホースの亀裂」や「負圧コックの故障」も原因として考えられます。
燃料ホース交換と同時に、負圧ホース(細めのホース)やコックの動作確認も行うことをおすすめします。
まとめ:AF18の燃料ホース交換は適合サイズに注意しながら代用可能
ホンダAF18の燃料ホースは、内径3.5mmの耐油ホースであれば多くの製品で代用可能です。純正部品は「95001-35001-60M」が該当し、ホースバンドも同時に交換しておくと安心です。
交換の際は作業の安全に十分注意し、取り付け後は燃料漏れや締め付け状態の確認を忘れずに行いましょう。正しくメンテナンスされた燃料系は、長く快適なバイクライフを支えてくれます。
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