バイクのユーザー車検でよくある落とし穴:ナンバー灯の球切れに要注意

車検、メンテナンス

バイクのユーザー車検は、自分で整備点検を行い、直接陸運局に持ち込むことで費用を大幅に抑えられるメリットがあります。しかし、意外と見落とされがちなポイントで不合格になるケースも少なくありません。今回はその代表的な例である「ナンバー灯(ライセンスランプ)の球切れ」について解説します。

ナンバー灯が車検に必須な理由

ナンバー灯は、夜間に後続車がナンバープレートを視認できるようにするための保安部品です。道路運送車両法により、車検の検査項目に含まれています。点灯していないと「整備不良」と判断され、たとえ他の項目が完璧でも不合格になります。

ナンバー灯は夜間にはあまり意識されない箇所ですが、保安基準上は非常に重要。点灯していないと整備不良車両として警察に停止を求められる可能性もあります。

見落とされがちなナンバー灯のチェックポイント

ナンバー灯の球切れは車検前の点検でもよく見落とされがちです。特に以下のようなケースでは注意が必要です。

  • LED化しているが配線が断線している
  • レンズが汚れていて光量不足と判断される
  • 点灯しているつもりが実際は微点灯で検査員に指摘される

日中の視認ではわかりづらいので、必ず車検前に夜間や暗所での点灯確認を行いましょう。

ナンバー灯の球切れ交換にかかる費用

通常のバルブタイプであれば、部品代は500円〜1,000円程度で済みます。作業も簡単で、自分でドライバー1本あれば交換できるケースが多いです。LED化している場合でも、簡単に交換できる製品が多数販売されています。

たとえばAmazonやバイク用品店では、ナンバー灯専用のLEDがペアで1,000円以下で入手可能。予備を持っておくと安心です。

ユーザー車検では「細部のチェック」が成功の鍵

ユーザー車検に挑戦する際は、タイヤの溝や灯火類の点灯確認はもちろんのこと、ナンバー灯やリフレクター、ホーンの音など細部まで点検するのが成功のコツです。特にバイクは構造がシンプルな分、検査員の目が細かい部分に集中する傾向があります。

整備記録簿を準備していなくても受検は可能ですが、点検整備済であることが伝わるよう、事前準備を徹底しましょう。

他にも落とされやすい灯火類の項目とは?

ナンバー灯以外にも、次のような灯火類は車検でよくチェックされます。

  • ウインカー:左右同時点灯やリレー不良
  • ブレーキランプ:前後どちらかのブレーキで点灯しない
  • ヘッドライト:光軸ずれ、光量不足

これらも日常点検で見落とされがちな部分なので、車検前には確実に確認しておきましょう。

まとめ:ナンバー灯の点検はユーザー車検成功の第一歩

ナンバー灯の球切れは、たった1,000円未満の部品交換で防げるもの。しかし、このわずかな見落としが原因で車検に不合格となると、時間も手間も再受検費用も無駄になります。ユーザー車検をスムーズに通すためには、細部の確認こそが最大の対策です。

初めてのユーザー車検でも焦らず、しっかり整備と点検をして臨めば合格は決して難しくありません。特に灯火類は「全てが点灯しているか」「しっかり光量があるか」を忘れずチェックしましょう。

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