ホンダズーマー(NPS50)のガソリンタンク横に出ている黄黒/黒黄の2本の配線。その正体を知れば、ニーズに応じた接続もスムーズになります。本記事では、この配線の用途を整理し、キャブ車で使いたい場合の対応を丁寧に解説します。
基本的な配線色の意味と用途
まず、黄黒(黄地に黒細線)と黒黄(黒地に黄細線)はホンダ車において
- 黄/黒:CDI→イグニッションコイル間で使われる点火用高電圧線
- 黒/黄:同系統で、点火パルスや供給電源などの制御系統に用いられることが多い
この色配列はホンダの電装色ガイドにも一致し、点火系統で使われることを示しています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
点火系か燃料センサーか?現地観察から判断
燃料センサー(センダー)の線色は、一般的に黄/白や青/白などで、キャブとは異なる色配列です。したがって、あなたの変色した黄黒/黒黄配線は燃料用ではなく、やはりイグニション系と判断できます。
実際に接続したい場合の注意点
A型作業所などで使いたい場合、この配線をイグニッションコイルやCDIに接続したいという意図だと推測されます。
- 整備マニュアル(NPS50サービスマニュアル)を参照し、配線図で該当ラインを必ず確認してください:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
- 間違った配線接続は点火不良や最悪の場合CDIやコイルの破損につながるため、テスターで電圧と導通を確認しながら慎重に作業してください。
具体的な接続例(参考搭載イメージ)
古いアナログ燃料計や追加コイルなどを設置する例では、黄黒線をキーON電源として利用するケースもありますが、これは自己責任で行うものです。
ポイントは、必ず回路構造を理解し、正規配線図に基づきながらカスタムすること。また、必要に応じてヒューズやリレーを追加して安全マージンを確保してください。
よくある質問Q&A
Q:「イグニッションコイル以外に接続先はありますか?」
A:通常はCDIまたはパルスジェネレーター等ですが、場合によってはカスタム用に流用されることもあります。
Q:「テスターなしで接続しても大丈夫?」
A:テスター使用は必須です。配線の役目が異なると電装系破損の原因になります。
まとめ
ガソリンタンク近くの黄黒/黒黄配線は、CDIとイグニッションコイルをつなぐ点火系ラインと見て間違いありません。キャブ車に流用する場合は、必ず整備書で回路確認しつつ、テスターやヒューズなどで安全対策を取り、慎重に作業してください。
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