ラジエーター修理後に冷却水が減るのは正常?長距離ドライブ前に確認すべきポイントとは

車検、メンテナンス

車のラジエーターや冷却水まわりにトラブルが発生した後、再び安心して走行するためにはいくつかの重要なチェック項目があります。特に、冷却水の減少が見られる場合は、長距離の移動前に注意が必要です。本記事では、ラジエーター修理後の冷却水の減少が起きる理由や、100km以上のドライブ前に確認しておくべき点について詳しく解説します。

ラジエーター交換後の冷却水減少はよくある?

ラジエーターや関連部品を修理・交換した直後に冷却水が少し減ることは、決して珍しい現象ではありません。交換作業後、冷却ライン内に残った空気が走行中に抜け、その分が冷却水で補われることで「減っているように見える」ことがあります。

このような場合は、補充と数日間の様子見を行い、冷却水の量が安定するかを確認するのが一般的です。整備工場が「1週間後に再点検」と言うのも、こうした経過観察の意味があります。

冷却水の減少が続く場合のチェックポイント

しかし、明らかに減りが早い、または何度補充しても減ってしまう場合は別です。その原因としては以下のようなことが考えられます。

  • ラジエーター以外の部位(ホース・ウォーターポンプ・ヒーターコア)からの微細な漏れ
  • 冷却水が燃焼室に入っている(ヘッドガスケット抜け)
  • リザーバータンクのキャップ不良による蒸発

このような問題が疑われる場合は、無理に走行せず専門業者で再点検を受けることが安全です。

100km以上のドライブ前に必ず確認するべきこと

長距離を走る前に確認しておくべき冷却系のポイントは以下の通りです。

  • 冷却水の量が適正か
  • リザーバータンクやラジエーターキャップに異常がないか
  • 冷却ファンが正常に作動するか
  • エンジンをしばらくかけた状態で下回りに水滴や漏れ跡がないか

また、出先で異常を感じた場合すぐにエンジンを停止し、無理に走行を続けないことが車の損傷を防ぎます。

出先でのトラブルを防ぐための準備

出かける前には念のため以下を車に積んでおくと安心です。

  • 予備の冷却水(もしくは精製水)
  • ビニール手袋や作業タオル
  • JAFやロードサービスの連絡先

これらの備えがあれば、万が一のトラブル時も冷静に対応することができます。

まとめ:冷却水減少の原因を見極め、無理な走行は避けよう

ラジエーター交換後に冷却水が減るのは、一定期間の間に起こる可能性があります。ただし、それが一時的なもので済むのか、継続的な異常なのかは慎重に見極める必要があります。

100km以上の移動前には、必ず冷却水の状態や漏れの有無を再確認し、不安があれば整備工場に相談を。安全なドライブのためにも、車の状態を正しく把握し、無理をしないことが何よりも重要です。

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