ディーラー契約後のメーカーオプション追加は可能？輸入車購入時の確認ポイントと対応策

初めての輸入車購入、しかも長く乗ろうと心に決めたクルマとなると、メーカーオプションの選択はとても大切な決断になります。しかし、契約後にオプションの付け漏れに気づいてしまった場合、追加はできるのでしょうか？この記事では、契約後のオプション追加可否のタイミングや対処法、今後の対策まで詳しく解説します。

契約後にメーカーオプションを追加できるかどうかの基本

結論から言えば、メーカーオプションは「工場出荷前」であれば追加・変更ができる可能性があります。ただし、メーカーの生産ラインやオーダー締切のタイミングに左右されます。

とくに輸入車の場合、現地工場の生産スケジュールとの兼ね合いで、日本で契約した数日後にすぐ「発注確定」となるケースも多くあります。

営業担当から「注文ありがとうございます」とのメールが届いた時点では、多くの場合「オーダー枠の仮押さえ」段階です。このタイミングであれば、内容の変更が可能なこともあります。

しかし、販売会社がメーカーに発注（データ送信）した後は、「メーカー側でロック」され、変更が一切できなくなることも少なくありません。

今回のように、契約翌日に気づいたものの、ディーラーが定休日を挟んで5日間連絡が取れなかった場合、その間に工場オーダーが確定していた可能性はあります。

とはいえ、営業担当が発注を保留していたケースもありうるので、なるべく早く正式な回答をもらうことが大切です。

メーカーオプションが追加できなかった場合でも、納車後に社外品やディーラーオプションで代替できる場合があります。ただし、純正機能との連携や品質・保証面での違いが出ることに注意が必要です。

一部の輸入車では、納車後の改造や後付けによって保証対象外になることもあるため、慎重な判断が求められます。

営業担当が信頼できる方であっても、人的ミスは避けられません。重要なポイントは文書で残すことが大切です。

メーカーオプションの追加はタイミングが命です。契約後すぐであれば可能性はありますが、時間が経っていると厳しくなるのが現実です。

まずは、営業担当からの正式な回答を得たうえで、対応策を冷静に判断しましょう。そして、今後の車購入時には、契約前にしっかりとした確認をする習慣をつけることで、後悔のない選択につながります。