2003年式のクルマを長年大切に乗っている方にとって、「あとどれくらい乗れるのか?」は気になるテーマです。特に、走行距離やメンテナンス履歴、部品供給の状況次第で寿命は変わりますが、現実的な目安と判断材料を本記事では詳しくまとめています。
■ 日本でも世界でも、古い車を乗り続ける傾向が強まっている
米国では平均車齢が2024年に12.6年に達し、多くの人が新車価格の高騰で手放さずに維持しています。[参照]
実際に、2003年を含む2000年代初頭のクルマでも適切に整備すれば15年以上、20年以上乗り続ける事例が増えています。
■ メンテナンス次第で延ばせる寿命:走行距離の目安
米国の統計では、よく整備された車は200,000マイル(約32万km)以上は走るとされ、平均寿命は約16年、156,000マイル(約25万km)とされています。[参照]
日本のユーザー事例では、たとえば平成17年(2005年)式ムーヴを17年乗り続けた例もあり、部品の交換や整備を欠かさなければ、20年超も可能です。[参照]
■ 整備士が語る:13年~14年で故障が増える傾向も
整備士の視点では、走行距離約15万kmや年式が13~14年を超えると、部品劣化やトラブルのリスクが高まります。ただし、故障が現れるかどうかは個々の整備状況によります。[参照]
一部では、ゴム・プラスチック部品、配線、ホース類の劣化が20年を境に深刻化するとの指摘もあります。[参照]
■ 実例で見る:2003年式オーナーの声
国内の掲示板では、「現車を気に入っていて、故障がなければ15年目の車検も通す」といった声や、「必要な整備を続ければ20万km程度は問題なく走る」との意見が見られます。[参照]
つまり、部品が流通している限り、乗り続ける判断も十分に合理的といえます。
■ 判断のポイント:継続するか乗り換えるか
- 修理費が新車価格の1割を超える見積もりなら乗り換え検討
- 部品供給が終了・希少化しているモデルは代替計画を立てる
- 安全・排ガス規制などで維持費や車検費用が増える場合も要注意
まとめ:2003年式の車も、整備次第でまだまだいける
2003年式の車をあとどれくらい乗れるかは一概には言えませんが、定期整備や部品交換をきちんと行えれば、15年~20年、25万km超の走行も現実的です。
ただし、部品供給の終息時期や修理費用の増加、安全性の観点を考慮し、乗り続けるか買い替えかを判断するのが賢い選択と言えるでしょう。
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