最近では、ガソリンスタンドでも手軽に車検が依頼できるようになっています。しかし、その車検が実際には100km以上離れた指定整備工場まで運ばれているケースもあり、事前にその説明がないとトラブルの元になることも。特にガソリン残量が少ない状態での引き渡しには注意が必要です。
ガソリンスタンドでの車検は外部工場に出すのが一般的
多くのガソリンスタンドでは、車検を自社では行わず、提携している整備工場や陸運局指定工場に外注しています。これは法的には問題ないものの、ユーザーにとっては車両がどこに持ち出されるのか不透明になりやすい点がデメリットです。
例えば「当店で車検を承ります」とだけ言われ、実際には100km先の工場まで運転されるというのは、説明不足と感じる方も多いでしょう。
燃料残量に要注意!ガス欠リスクもあり得る
ガソリンが残り1メモリ程度だと、100km往復の走行に耐えられない可能性があります。そのまま預けてしまうと、整備士が走行中にガス欠を起こすリスクもゼロではありません。
実際に、車検から戻ってきたら「ガソリンが明らかに減っていた」と感じた方が問い合わせたところ、「指定工場まで運転しました」と言われたという事例も存在します。
車検前に確認しておくべき3つのポイント
- 指定工場の場所:何km先か確認しておきましょう。
- 走行方法:運転搬送か積載車か、事前に確認。
- 燃料の確認:少なくとも半分以上残っているかチェック。
これらを確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
説明がなかった場合の対応策
もし「事前に説明がなかった」「ガソリンが減って返ってきた」などの不満があった場合は、以下の対応がおすすめです。
- 店側に正式な苦情を申し出る(担当者や責任者宛)
- 契約書や見積書に記載があるかを再確認
- 必要であれば消費生活センターなどに相談
また、次回以降は契約前に詳細を確認できる業者に依頼するのが安心です。
燃料残量が少ないまま出すとどうなる?
燃料が少ないまま渡した場合、店舗や工場側が気を利かせて給油してくれるとは限りません。万が一ガス欠を起こせば、レッカーや緊急対応となり、余計な費用や時間がかかる可能性もあります。
また、店舗側が故意に給油してその費用を請求するというトラブルも報告されているため、ガソリン残量の管理はオーナーの責任として意識しておくことが大切です。
まとめ:信頼できる業者選びと事前確認がカギ
ガソリンスタンド車検で車が遠方へ運ばれること自体は珍しくありませんが、事前に説明がなかったり、燃料不足のまま預けることにはリスクがあります。トラブルを避けるためには、指定工場の場所・輸送方法・燃料残量の3点を事前に確認し、信頼できる業者に依頼することが安心につながります。
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