バイクのカスタムやメンテナンスにおいて、ハンドルグリップの交換は手軽ながらも走行感や快適性に大きく影響するパーツのひとつです。X350のようなモデルにおいても、正しいグリップサイズを選ぶことが重要です。この記事では、X350のノーマルハンドルに適したグリップサイズや交換時の注意点を詳しく解説します。
一般的なバイクグリップのサイズ構成
多くのバイクでは、ハンドル径が22.2mmで統一されており、X350もこの標準サイズに該当します。ですが、左右のグリップの内径は同じではありません。アクセル側(右)はスロットルチューブの上に被せる構造のため、左よりも太い内径のグリップが必要になります。
具体的には、左側グリップはハンドル径そのままの内径約22mm、右側はスロットルチューブに合わせた内径約24〜25mmとなるのが一般的です。X350もこの構成であるため、グリップセットは「左22mm/右25mm」の仕様を選びましょう。
X350のハンドルグリップ交換時の注意点
グリップ交換は比較的簡単な作業ですが、いくつかの注意点があります。特に純正から社外品への変更時には、スロットルチューブとの適合性を確認しましょう。合わない場合、スロットルの動きが渋くなる、または戻りが悪くなるリスクがあります。
また、左右のグリップを間違えて装着しないように、パッケージに記載されたサイズや向きをよく確認してください。グリップボンドや圧入用のスプレーも必要に応じて用意するとスムーズに作業が進みます。
おすすめのハンドルグリップ選び方
グリップ選びでは、素材(ラバー・ゲル・フォームなど)やデザイン、太さも重要なポイントです。たとえば、長距離走行が多いライダーにはゲル素材で振動吸収性に優れたタイプが好まれます。見た目を重視する場合は、メッキパーツ付きのグリップやブランドロゴ入りの製品も人気です。
実際にX350ユーザーの中には、クラシックなルックスに合うレトロ調のグリップや、グリップヒーター対応モデルを選んでいるケースも多く見られます。
ネット購入時のサイズ表記に注意
通販サイトでの購入時には、グリップサイズの表記が左右セットでなく「内径:22mm」としか書かれていないこともあります。その場合、実際には左22mm・右25mmのセットかどうかをショップに問い合わせましょう。
また、「左右共通」と記載されているグリップは一部の原付や特殊な車両用である場合が多く、X350には適合しない可能性があります。商品レビューや適合車種情報をよく確認することが大切です。
まとめ|X350に適したグリップサイズと失敗しない選び方
X350のハンドルグリップは、左側が内径22mm、右側がスロットルチューブに合わせた内径25mmが基本です。サイズに合ったグリップを選び、素材やデザインにもこだわることで、見た目も操作性も向上させることができます。
通販購入時はサイズの表記をよく確認し、必要に応じて販売店に問い合わせることで、装着ミスを防げます。自分の走り方やスタイルに合ったグリップ選びで、より快適なライディングを楽しみましょう。
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