エブリイワゴン(DA17W)にケンウッドMDV‑S811HDLナビを取り付けたところ、FMは入るがAMがまったく受信できないという状況に困っていませんか?この記事では可能性のある原因と、対処策を実例を交えてわかりやすくご紹介します。
前提:ナビの仕様とAM受信の条件
MDV‑S811HDLの仕様では、AMの実用感度は28 dBμVで、FMが8 dBfと比べて受信が難しく設計されています。厳しい地域では、アンテナと配線の正しい接続が重要です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
よくある原因:AMだけ受信できない理由
ケンウッドFAQにもある通り、ロッドアンテナが伸びていない、またANT.CONT端子が未接続というケースでは、AMだけが受信できない状態になります :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
これは、ブースター付きアンテナ構成で通電していないため、AM(低周波帯)の増幅や安定受信が行えていない可能性が高いです。
配送されたキットに青線アンテナ変換コードがある意味
購入時の取付キットに青色線の変換コード(ギボシ→平端子付き)が含まれていたとのことですが、それはまさにANT.CONT機能を車両側に接続するための配線です。
ナビ側のANT.CONT端子と車両アンテナ電源端子を接続することで、アンテナに正しく電源が供給され、AM受信回路が活性化します。
対策方法:接続確認と改善手順
- ナビ背面のANT.CONT端子を確認
- 青色変換コードで車体側アンテナ電源と接続
- ロッドアンテナ(伸縮アンテナ)が意図通り伸びるか確認
- 接続後、AMを再スキャンまたはプリセット登録を試す
これらを行うことで、AM感度が改善されるケースが多数報告されています。
他のチェックポイントと注意点
エブリイ車体の純正アンテナ形状によっては、変換コードだけでなく別途ブースター付きアンテナの導入が必要な場合もあります。
また、アンテナ線の断線や接触不良がないかも確認し、必要に応じて専門店の点検を依頼することも検討しましょう。
まとめ:接続していなかった可能性が高く、対策で改善可能
今回のようにFMは入るがAMが全く受信できない状況は、ANT.CONT配線の未接続が原因である可能性が高いです。青色のアンテナ変換コードを正しく接続し、ロッドアンテナが伸びることを確認すれば、AMの受信状況は大きく改善されます。
取付説明書を再確認し、必要に応じて技術者に点検してもらうのが安心です。車載ラジオの快適な受信環境を整えるための一歩として参考にしてください。
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