ゼファー750へドレミコレクション製タンクとFCRキャブを組み合わせる際、適合する燃料コック選びは重要です。ヨシムラ純正GSX‑R750用コック(44300‑27A00)は廃盤、PINGEL製は高額という中、DR‑Z400S用(44300‑29F00)を流用できるか検討している方へ。
純正ゼファー750用コックの選択肢
ゼファー750には純正部品51023‑1267など、非負圧型の燃料コックが存在しており、入手可能であれば最適な選択です。[参照]
Yahoo!やeBayなどでも“Fuel Tap Petcock For Kawasaki Zephyr 750”製品として入手できるケースがあります(型番1277など):contentReference[oaicite:0]{index=0}。
DR‑Z400S用コック(44300‑29F00)の流用可否
DR‑Z400S(K1〜K3)用コックは負圧型ですが、DR‑Zユーザーの報告によれば、オリジナルの真空型を外し、手動型にスペーサー併用で流用している例があります。ギア配置や取り付けピッチが類似しており、加工なしで装着されたケースもあるようです:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
ただしFCRキャブ装着では、燃料ラインの取り回しや出口位置がタイトになるため、装着時にかなり苦労する(ポジションが厳しい)との報告もあります:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
TMRやFCRキャブ特有の注意点
FCRキャブはキャブレータ本体への燃圧やコックの出口位置に制約があるため、非推奨構成の場合は燃料漏れや不調のリスクも。自作アダプターや取り付けスペーサーが必要になる可能性があります。
ヨシムラ製TMRキャブ用コックキット(GSX‑R750用など)は出口位置やパーツ構成が適合する可能性が高く、加工不要とされるケースが多いです。
実例の比較とチェックリスト
コック種別 | 適合性 | 注意点 |
---|---|---|
純正ゼファー750用コック | ◎ 最も確実 | 流通量少なめ |
DR‑Z400S用コック(44300‑29F00) | △ 加工や逃げ必要 | 出口方向や燃圧制御が異なる |
PINGEL製1/4″NPT | ○ 高機能・コック部汎用 | 高価・取付アダプター必要 |
GSX‑R750初期型純正(44300‑27A00) | ◯ 適合性高・廃盤注意 | 中古または流通限定 |
おすすめの選び方ステップ
- まず純正ゼファー750用燃料コックを探す(モデル番号51023‑1267など)
- 見つからなければDR‑Z用の44300‑29F00をスペーサー併用で仮合わせ検討
- 出口位置や配管の逃げが使えるか確認する(実車合わせが重要)
- PINGEL製キットを検証できるなら、FCRやTMRと高い互換性が見込まれる
まとめ:最適構成へ導く判断ガイド
・ゼファー750純正コックが入手できれば、適合性が最も高く安心です。
・DR‑Zコック(44300‑29F00)は流用可能性あり。ただし出口位置の調整や加工が必要となるため、自己責任で対応する前提です。
・コストよりも確実性を重視する場合は、P!NGEL製や純正GSX‑R用(中古)を探すのが賢明です。
キャブ仕様と整合性を取るために、取り付け前には実寸確認と加工余裕の検討を怠らないようにしてください。
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