ドライブレコーダーを新しく買い替える際、「既存の配線を流用できないか?」という疑問はよくあります。特に人気のあるコムテックのZDRシリーズでは、ZDR016からZDR017・ZDR018などの後継機への切り替えを検討する方も多いでしょう。本記事では、それぞれのモデル間における配線の互換性や、実際の入れ替え時に注意すべきポイントについて詳しく解説します。
各モデルの基本情報と機能比較
まずは、ZDR016・ZDR017・ZDR018の各モデルについて簡単に特徴をおさらいしましょう。
モデル名 | 発売時期 | 前後カメラ | 配線方式 |
---|---|---|---|
ZDR016 | 旧モデル | あり | 専用リアカメラケーブル(4ピン) |
ZDR017 | 後継 | あり | 新規リアカメラケーブル(仕様変更あり) |
ZDR018 | 上位互換 | あり | ZDR017と同様 |
一見すると同シリーズで見た目も似ていますが、実は内部的に使用する配線規格が異なるケースもあるため注意が必要です。
配線の互換性はある?ZDR016→ZDR017・018のケース
結論から言えば、ZDR016の配線をそのまま使ってZDR017やZDR018を接続するのは非推奨です。
特にリアカメラ接続ケーブルは、同じ形状でも内部ピンアサインが異なっている場合があり、接続しても作動しない、最悪の場合は本体が故障するリスクもあります。
コムテックは公式に「異なるモデル間での配線流用はサポート対象外」としており、原則として配線含めて全て交換することを推奨しています。
実際に入れ替えた事例とその結果
一部のユーザーからは「ZDR016からZDR017に配線流用で移行できた」という声もありますが、それはあくまで偶然の成功例であり、モデルや製造ロットによっては動作しないケースも多いです。
たとえばあるユーザーは、ZDR016の配線を使ってZDR017の本体とリアカメラを接続したところ、電源は入ったもののリアカメラが映らず、結局全交換となったとのことです。
安全に機器を移行するための手順
配線を流用せず、安全かつ確実にZDR017やZDR018へ移行するには、以下の手順をおすすめします。
- ZDR017またはZDR018に同梱されている配線を使用
- 取り外し前にZDR016の配線レイアウトを写真で記録
- リアカメラケーブルは必ず新品に交換
- 電源ケーブルも新しいものを使用
配線交換はやや手間がかかりますが、安全性と確実性を優先するならば必要なステップです。
配線交換が難しい場合の代替案
どうしても配線交換が難しい場合は、コムテックのサポートセンターに相談し、機種ごとの互換性について詳細を確認することも可能です。
また、近くのカー用品店や取り付け業者に依頼することで、安全に取り付けが完了します。工賃は5000円〜1万円程度が相場です。
まとめ:ZDR016からの買い替えは配線もセットで考える
同じコムテックのZDRシリーズでも、モデルが異なれば配線の互換性は保証されていません。ZDR016の配線をZDR017・018に流用するのはリスクが高く、配線ごと新品に交換するのが最も安全な方法です。
車内配線作業が苦手な方は、専門業者への依頼も視野に入れて検討しましょう。安全第一で、快適なドライブレコーダー環境を整えてください。
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