バイクの塗装を行う際に、2液のベース塗装後の処理については気になる点が多いものです。特に、足付けが必要なのか、ペーパー目が残るとクリヤー塗装にどう影響するのかなど、塗装作業の中でも重要なポイントについて詳しく解説します。
ベース塗装後の足付けが必要か?
ベース塗装後の足付け(サンディング)は、塗装がしっかりと定着するために非常に重要です。特に、2液タイプのベース塗料を使用している場合、クリヤーを塗る前に足付けをして表面を整えることで、クリヤー塗装がより密着しやすくなります。
足付けに使用するペーパーは、#800〜#1000程度が一般的です。ペーパーで軽く表面を擦ることで、塗料がしっかりと密着し、塗装後の剥がれや浮きが防止できます。この作業をしっかり行うことで、仕上がりが美しく、耐久性のある塗装に仕上がります。
ペーパー目が残った状態でクリヤーを塗るとどうなるか?
#1000〜1500番のペーパーで仕上げた状態でクリヤー塗装を施すと、ペーパー目が残る可能性があります。クリヤーは透明であるため、ペーパー目が目立つことが多いです。特に粗いペーパー目が残っていると、最終的な仕上がりが粗く見え、表面がザラザラしてしまうこともあります。
クリヤーを塗る前には、必ずペーパー目が目立たないように、#1500番以上の細かいペーパーで仕上げ、さらに水研ぎをして滑らかな表面に整えることをお勧めします。この手間をかけることで、クリヤー塗装後の美しい光沢を実現できます。
最適なペーパー選びと塗装のコツ
ペーパー選びは、塗装作業の仕上がりに大きく影響します。まず、ベース塗装後に#800〜#1000のペーパーで足付けを行い、ペーパー目が目立たないように丁寧にサンディングします。その後、#1500〜#2000の細かいペーパーを使って最終的に表面を滑らかに整えます。
その後、クリヤー塗装を行う前に、表面が完全に乾燥していることを確認し、埃などを取り除くことが重要です。これにより、塗装面がスムーズで美しい仕上がりになります。
まとめ
バイクの塗装において、ベース塗装後の足付けは非常に重要です。適切なペーパーで足付けを行い、細かいペーパーで表面を滑らかに整えることで、クリヤー塗装がしっかりと密着し、美しい仕上がりが得られます。ペーパー目が残ることを防ぐためにも、サンディングの際には丁寧に作業を行い、クリヤー塗装を施す前に表面を完璧に整えましょう。
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