PCX150が急に動かなくなり、セルボタンを押すとマフラーから排気が出るもののエンジンがかからないという問題に直面した場合、考えられる原因とその対策について解説します。バッテリー電圧が正常でもエンジンがかからない場合、どのような点を確認すれば良いのでしょうか。
1. バッテリーの確認
まずはバッテリーの状態を再確認することが大切です。バッテリーの電圧が12.5Vと正常でも、バッテリーが劣化している場合や接続が不安定な場合、エンジンがかからないことがあります。バッテリー端子の緩みや腐食がないか確認し、必要に応じて端子を清掃したり再接続することが重要です。
2. セルモーターとスタータースイッチのチェック
エンジンがかからない原因として、セルモーターやスタータースイッチの故障も考えられます。セルボタンを押したときに「ポンポンポン」と音が鳴るのは、スタータースイッチが作動している証拠ですが、セルモーターが不良の場合、エンジンが回らないことがあります。セルモーターの接続を確認し、動作に問題がないかテストしてみましょう。
3. イグニッションコイルとプラグの確認
イグニッションコイルやプラグが不良だと、エンジンがかからない原因になります。プラグが汚れていたり、イグニッションコイルに問題がある場合、火花が飛ばずエンジンが始動しません。プラグの状態を確認し、必要に応じて交換を検討しましょう。
4. ステーターコイルのチェック
ステーターコイルはエンジンの発電部分ですが、ステーターコイルの故障もエンジンがかからない原因となることがあります。しかし、バッテリー電圧が12.5Vと正常であるため、ステーターコイルの問題でない可能性もあります。それでも念のため、ステーターコイルの状態を点検し、発電が正常に行われているかを確認することをお勧めします。
まとめ
PCX150のエンジンがかからない場合、バッテリー、セルモーター、イグニッションコイル、ステーターコイルなど複数の部分が影響している可能性があります。自分で修理する際は、まずはバッテリーの状態を確認し、その後セルモーターやプラグ、コイル系をチェックすることが重要です。それでも問題が解決しない場合は、専門的な点検を受けることを検討しましょう。
コメント