制限速度60km/hの一般道で140km/h——一瞬サイレンが鳴っただけで追跡なし。なぜ?覆面パトカーと取締りの“グレーゾーン”を解説

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制限速度60 km/hの一般道を大幅にオーバーして走っていて、「白いセダンを追い越したら一瞬だけサイレンが鳴ったけど、その後追跡されなかった」という経験をした人は少なくないでしょう。「覆面パトカーだったのか?」と疑問に思うかもしれません。本記事では、そのような状況が起こる背景と、日本におけるパトカーのサイレン・赤色灯の使い分け、速度違反取り締まりの実態を整理します。

覆面/無標識パトカーは普通の車とそっくり…だから見分けは難しい

日本の警察には、いわゆる“覆面パトカー(無標識パトカー)”があり、見た目は一般の乗用車とほとんど変わりません。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

緊急時にはルーフのパトランプ(赤色灯)を展開したりサイレンを鳴らしたりするものの、普段はごく自然に街中を走っているため、うかつに「パトカーではない」と思い込んでしまうと気づかないことがあります。

「サイレン一瞬だけ」「追跡なし」が起きる理由:警察の取締り方法と法の定め

実は、日本の道路交通法では、速度違反などを取り締まる際に必ずサイレンや赤色灯を使う義務はありません。特に違反車両の速度違反(法第22条違反)を追尾・計測する場合、サイレンや赤色灯を使わず静かに追走することが認められています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

そのため「一瞬だけサイレンが鳴って、その後消えた」「赤色灯も点灯せずに静かに後ろをついてきただけで、最終的に何もされなかった」というパターンも起こり得ます。これを“ローリング警告”あるいは“速度測定”前の挙動と捉える人もいます。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

なぜ追跡されなかったか?いくつかの可能性

  • パトカー側が「速度計測のみ」で“違反確定前”だった — 証拠が不十分だと判断して追跡や停止を見送った可能性。
  • 赤色灯・サイレンを使わずに静かに追尾・観察していた — 違反者に気づかれず証拠を押さえるため。
  • 交通の危険性や状況判断で、“追跡”より“記録”を優先した — 夜間、見通しの良い道路などでは即時停止より後日通知の方が安全と判断されることがある。

いずれにせよ、「サイレン鳴った=確実に逮捕・検挙」「追跡されない=安全」という単純な図式にはならないのが実態です。

覆面パトカーっぽい?と思ったときにできる対処法

もし後ろに“普通の白いセダンなど”がいて「覆面かも?」と思ったら、まず無理な急ハンドルや速度超過を避けて、落ち着いて運転するのが基本です。

さらに、安全な場所(PA・コンビニ・広めの路肩など)を探して減速し、「停止指示があるか」を確認するのが望ましいです。赤色灯やサイレンがなければ、法令上は“緊急車両扱い”とはならず、無理に道を譲る義務はありません。:contentReference[oaicite:3]{index=3}

なぜ「覆面は減らされた」ように感じるのか — 警察の取締スタイルの変化

近年、固定のネズミ捕りや白バイだけでなく、無標識や速度測定での“静かな取り締まり”が増えてきたとする報告があります。

これは、覆面のステルス性を活かして、ドライバーに速度超過の抑止を促すためと考えられており、「見かけなければ安全」という風潮を使いづらくする狙いがあります。つまり、「覆面っぽい」かどうかに頼るのはリスクがある──ということです。:contentReference[oaicite:4]{index=4}

まとめ:一瞬サイレンが鳴っただけで追跡なし。それでも覆面の可能性は十分ある

今回のように、「制限速度を大幅に超えた」「白いセダンを追い越したらサイレンが鳴った」「でも追跡されなかった」という状況は、覆面パトカーによる“静かな速度取り締まり”だった可能性があります。サイレンや赤色灯がなければ安心、とは限りません。

結局、「覆面かどうか」にかかわらず、法定速度・交通ルールを守ることが最も安全なドライビングスタイルです。そして、もし似たような状況になったら、焦らず冷静に対応することが大切です。

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