原付バイクのZoomer FI(AF58型)にウィンカーやブレーキランプをLEDに交換した際、点滅しなくなる問題に直面した方も多いでしょう。この記事では、LEDランプを使用する際の問題点と解決方法について解説します。
LEDウィンカーとブレーキランプの交換時に点滅しない原因
ウィンカーやブレーキランプをLEDに交換すると、電球に比べて消費電力が少なくなるため、点滅しない、または点滅が速くなるという現象が発生します。これは、従来の電球式ランプには内蔵された抵抗があり、これが電流の流れを調整して点滅を安定させていたためです。
LEDランプは抵抗がないため、点滅の制御がうまくいかなくなることがあります。特に、バイクのウィンカーやブレーキランプは通常、一定の電流が流れることを前提に設計されており、LEDに交換するとその仕様に合わなくなるのです。
LED使用時の解決策:抵抗を追加する
LEDランプに点滅を安定させるためには、ランプの配線に適切な抵抗を追加する必要があります。この抵抗は、LEDランプの消費電力が従来の電球と同じになるように調整し、正常な点滅を実現します。
ウィンカーの場合、一般的に「フラッシャーリレー」をLED対応に交換することでも、点滅速度を調整することができます。しかし、最も一般的な解決方法は、LEDランプと一緒に専用の抵抗を取り付けることです。この方法は、電流の流れを適切に調整し、点滅が安定するため、確実に効果があります。
抵抗の取り付け方法と選び方
LED用の抵抗は、ウィンカーやブレーキランプの配線に簡単に取り付けることができます。通常、抵抗はLEDランプのカプラーとバイクの配線の間に接続します。具体的には、ウィンカーの配線を外し、LEDランプ用の抵抗を接続することで、電流が安定し、正常な点滅が行われるようになります。
抵抗を選ぶ際は、LEDランプの消費電力に合わせたものを選ぶ必要があります。通常、ウィンカーやブレーキランプ用のLEDには、約6Ω〜10Ωの抵抗が適していることが多いです。適切な抵抗を選ぶことで、点滅が正常に行われるようになります。
フラッシャーリレーの交換も一つの方法
LEDのウィンカーやブレーキランプを使用する場合、フラッシャーリレーをLED対応のものに交換することで、点滅の速さを調整することができます。LED対応のフラッシャーリレーは、LEDランプの消費電力に合わせて動作するため、点滅速度が速くなる問題を解消できます。
フラッシャーリレーの交換は簡単で、純正のリレーを外して、新しいLED対応のリレーに差し替えるだけです。これにより、LEDランプを使用した際の点滅不良を防ぐことができます。
まとめ
Zoomer FI(AF58型)のウィンカーやブレーキランプをLEDに交換した際に点滅しなくなる原因は、LEDランプの消費電力が少ないため、適切な電流制御がされていないことが主な原因です。これを解決するためには、LED用の抵抗を取り付けるか、LED対応のフラッシャーリレーに交換することで、点滅を安定させることができます。適切な部品を選んで、快適な走行を実現しましょう。

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