ハンドルを切ったときに異音がする症状は、状況によって原因が大きく異なります。特に「左に切ったときだけ音が出る」「バック駐車時に強くなる」といった条件付きの異音は、足回りや駆動系の特定部品に負荷がかかったときに発生している可能性があります。
左に切ったときだけ異音が出るときの特徴
片側のみのハンドル操作で異音が出る場合、左右どちらかの足回り部品に偏った負荷がかかっていることが考えられます。
たとえば右旋回では異音がなく、左旋回でのみ音が出る場合、左側のドライブシャフトやサスペンション周辺が疑われます。
駐車時のような低速・高負荷状態で症状が強くなるのも特徴です。
バック時に異音が強くなる理由
バックしながらハンドルを切る動作は、前進時よりも駆動系やステアリングに独特の負荷がかかります。
たとえばドライブシャフトのジョイント部分は、角度がついた状態で逆回転方向の力が加わると異音が出やすくなります。
そのため「駐車時だけ音が大きい」という症状は珍しくありません。
よくある原因① ドライブシャフト(CVジョイント)
最も多い原因の一つがドライブシャフトの等速ジョイントの摩耗です。
特に左に切ったときだけ「カタカタ」「ゴリゴリ」といった音が出る場合、この部品の可能性が高くなります。
ブーツ破れによるグリス漏れがあると一気に劣化が進行します。
よくある原因② スタビリンク・ロアアームのガタ
サスペンション周りのブッシュやリンク類の劣化でも異音は発生します。
たとえばロアアームブッシュがへたると、ハンドルを切った際に「コトコト」とした音が出ることがあります。
低速時や駐車時に顕著になるのが特徴です。
よくある原因③ タイヤ・ホイール干渉
車高やホイールサイズが変更されている場合、ハンドルを切った際にインナーやフェンダーへ干渉することがあります。
たとえばステアリングを左いっぱいに切った状態でバックすると、特定の角度でのみ接触音が出るケースがあります。
社外ホイールやワイトレ装着車では特に注意が必要です。
実際に行うべきチェック手順
まずは停車状態でハンドルを左右にゆっくり切り、音の出る角度を特定します。
次にジャッキアップしてタイヤを手で回し、ドライブシャフトやブッシュのガタを確認します。
可能であれば整備工場でリフトアップ点検を受けるのが最も確実です。
まとめ
左に切ったときのみ異音が出る場合、ドライブシャフトやサスペンション部品の劣化が原因であることが多いです。
特に駐車時のような低速・高負荷状態で音が強くなる症状は、初期段階の故障サインである可能性があります。
放置すると走行中にも悪化するため、早めの点検が安全につながります。


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