車にロック音アンサーバックなどの電装パーツを取り付ける際、ドアロックモーター周辺の配線からロック信号やアンロック信号を取り出そうとしても、検電テスターが反応しないことがあります。
ドアロック周辺には複数の配線があり、見た目だけではどの線が信号線なのか判断するのは難しい場合があります。この記事では、ドアロックモーターの配線構造や検電テスターが反応しない理由、安全な信号線の探し方について解説します。
ドアロックモーターの配線が5本ある理由
ドアロックモーター付近の配線が5本ある場合、単純にロックとアンロックだけの配線とは限りません。
車種によって異なりますが、ドアロック周辺にはロック操作用の線、アンロック操作用の線、モーター駆動用の線、ドアロック状態を検知するスイッチ線、アース線などが含まれていることがあります。
そのため、5本すべてを検電テスターで確認しても、常に電気が流れている線や単純なプラス電源線が見つかるとは限りません。
検電テスターが反応しない主な原因
ドアロック配線を調べても反応しない原因の一つは、信号方式が異なることです。
車のドアロック制御には、大きく分けてプラス制御、マイナス制御、通信制御の方式があります。昔の車では配線に直接12Vの信号が出るタイプも多くありましたが、近年の車ではコンピューターがドアロックを制御しているケースがあります。
例えば、ロック操作時だけ一瞬だけ電圧が変化する配線や、ボディコンピューターから制御されている配線の場合、一般的な検電テスターでは確認しにくいことがあります。
検電テスターでロック信号を確認するときの注意点
検電テスターを使用する場合は、どの状態で電気が変化するかを見ることが重要です。
ロックボタンを押した瞬間だけ反応する線もあるため、常時点灯するかどうかだけで判断すると見落とす可能性があります。
例えば、ドアを開けた状態、閉めた状態、キー操作時、リモコン操作時など条件を変えながら確認すると、信号の変化を見つけやすくなります。
ロック音を取り付ける場合の正しい配線方法
ロック音アンサーバックを取り付ける場合、必ずしもドアロックモーターから直接信号を取る必要はありません。
車種によっては、運転席足元の配線、ヒューズボックス周辺、ボディコントロールモジュール付近などにロック・アンロック信号が用意されている場合があります。
また、最近の車では純正配線へ直接接続すると誤作動や故障の原因になる可能性もあるため、車種専用の配線情報やアンサーバック専用キットを利用する方法もあります。
配線を調べる前に確認したいポイント
電装作業では、まず車種、年式、グレードによる配線方式の違いを確認することが大切です。
同じ車種でも年式変更やマイナーチェンジによって、ドアロック制御方法や配線色が変わることがあります。
インターネット上で紹介されている取り付け例は、必ずしも自分の車と同じ仕様とは限らないため、配線色だけで判断するのは危険です。
配線作業で失敗しないためのポイント
車の電装品を取り付ける際は、信号線を探すだけではなく、車両側のコンピューターへ影響を与えないよう注意する必要があります。
特に近年の車は電子制御が多く、間違った場所へ電源を入れることで警告灯の点灯や電装トラブルにつながる場合があります。
テスターで確認するときは、配線図を確認しながら作業し、必要であれば専用の信号取り出しユニットを使用すると安全です。
まとめ
ドアロックモーター周辺に5本の配線があっても、必ずロック信号やアンロック信号が簡単に検出できるとは限りません。
検電テスターが反応しない場合は、配線方式がマイナス制御や通信制御になっている可能性があります。また、ロック音取り付けではドアロックモーター以外の場所から信号を取る方が適している車種もあります。
安全に取り付けるためには、車種別の配線情報を確認し、電装系統への影響を考えながら作業することが重要です。


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