駐車場でワイパーが立てられている車を見かけることがあります。普段はフロントガラスに沿って寝ているワイパーが上がっているため、「故障しているのか」「何かの合図なのか」と疑問に思う人も少なくありません。
この記事では、車のワイパーを上げて駐車する理由や、雪・暑さ対策、メンテナンス上のメリット、注意すべき点について詳しく解説します。
駐車中にワイパーを上げる主な理由
駐車場でワイパーを上げている車の多くは、故障や特別な意味があるわけではなく、車を守るための対策として行っています。
特に多い理由は、雪や霜によるワイパーの凍結防止です。冬の寒い地域では、夜間にフロントガラスとワイパーゴムが凍り付いてしまうことがあります。
ワイパーが凍った状態で無理に動かすと、ゴムが傷んだりワイパーモーターに負担がかかったりする可能性があります。そのため、あらかじめワイパーを立てておく人がいます。
雪が降る地域ではワイパーを上げる習慣がある
積雪が多い地域では、冬になると多くの車がワイパーを上げて駐車しています。
雪が積もった場合、ワイパーを寝かせたままだと雪の重みでワイパーアームに負担がかかることがあります。また、凍結したワイパーを無理に動かすと破損する原因になります。
例えば北海道や東北地方などでは、冬の駐車時にワイパーを立てることが一般的な対策として知られています。
夏場にワイパーを上げる人もいる理由
ワイパーを上げる理由は冬だけではありません。夏場でもワイパーを立てて駐車する人がいます。
夏の強い日差しによってフロントガラスが高温になると、ワイパーゴムが熱や紫外線の影響を受けて劣化しやすくなることがあります。
ワイパーを浮かせることでゴムがフロントガラスに密着した状態を避け、劣化を少しでも防ごうとする目的があります。
ワイパーを上げることで得られるメリット
ワイパーを立てて駐車することで、以下のようなメリットがあります。
- ワイパーゴムの凍結を防ぎやすい
- 雪の重みによる負担を減らせる
- フロントガラス掃除がしやすい
- ワイパーゴムの劣化対策になる場合がある
例えば、冬の朝に出発する際、ワイパーが凍って動かないというトラブルを避けやすくなります。
ただし、ワイパーを上げることは必ず必要な作業ではなく、地域の気候や駐車環境によって判断するものです。
ワイパーを上げるときの注意点
便利なワイパー立てですが、すべての車で問題なくできるわけではありません。
最近の車では、ワイパーがボンネットの下に隠れるデザインになっているものがあります。このタイプは通常の状態ではワイパーを持ち上げられない場合があり、無理に動かすと故障する可能性があります。
また、強風の日には立てたワイパーが倒れてフロントガラスを傷つけることもあるため、状況によっては下ろしておくほうが安全です。
ワイパーを立てる以外の冬対策
冬の凍結対策としては、ワイパーを上げる以外にも方法があります。
例えば、フロントガラス用の凍結防止カバーを使用したり、解氷スプレーを準備したりする方法があります。
また、凍結している場合は無理にワイパーを動かさず、エアコンのデフロスターなどでガラスを温めてから使用することが大切です。
まとめ:ワイパーを上げている車は車を守るための対策をしている
駐車場でワイパーを上げている車の多くは、雪や霜による凍結防止、ワイパーの劣化防止などを目的にしています。
特に寒冷地では冬のトラブルを防ぐための一般的な習慣ですが、夏場でもワイパーゴムを守る目的で行う人もいます。
ただし、車種によってはワイパーを無理に上げると故障する可能性があります。自分の車の構造を確認し、環境に合わせた方法でワイパー管理を行うことが大切です。

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