銀行のローン申込や各種審査では、現在住んでいる住宅について「自己所有」「家族所有」「賃貸」などの選択項目を求められることがあります。
親族が所有する家に住んでいる場合、「家賃を払っていないから家族所有でよいのか」「親戚でも家族所有に含まれるのか」と迷う人も少なくありません。
この記事では、住居区分の考え方や、親族名義の住宅に住んでいる場合の申告方法、間違えた場合の注意点について分かりやすく解説します。
銀行の申込で確認される住居区分の意味
銀行や金融機関が住宅状況を確認する理由は、申込者の生活状況や支出状況を把握するためです。
例えば、同じ年収の人でも、住宅ローンを抱えている人と家賃負担がない人では毎月の支出が大きく異なります。そのため、住居形態は審査における確認項目の一つになります。
一般的な住居区分には以下のようなものがあります。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
| 自己所有 | 本人が所有権を持っている住宅に住んでいる |
| 家族所有 | 家族など本人以外の身内が所有する住宅に住んでいる |
| 賃貸 | 家賃を支払って借りている住宅に住んでいる |
金融機関によって細かな定義は異なりますが、基本的には「誰が住宅の所有者なのか」を基準に判断します。
親戚が所有する家は「家族所有」に含まれるのか
「家族所有」という表現は、一般的には親や配偶者など近い親族が所有する住宅を指すことが多いですが、申込書によって扱いが異なる場合があります。
例えば、親が所有する家に住んでいる場合は、多くのケースで家族所有として扱われます。一方で、叔父・叔母・いとこなどの親族の場合は、金融機関によって判断が分かれる可能性があります。
そのため、親戚が所有する住宅に住んでいる場合は、「自分が所有していない」「家賃を払っていない」という状況だけで判断せず、申込先の金融機関へ確認するのが最も確実です。
家賃を払っていなくても賃貸扱いになる場合がある
住宅の所有者が本人ではなく、さらに家族所有の対象外と判断される場合、金融機関によっては「その他」や「同居」など別の扱いになることがあります。
例えば、親戚名義の住宅に住み、毎月一定額を住宅使用料として支払っている場合は、実質的な賃貸に近い扱いになる可能性があります。
反対に、無償で住まわせてもらっている場合は、住宅費の負担がない居住形態として扱われることもあります。
申込内容を間違えた場合のリスク
ローンや金融サービスの申込では、故意に事実と違う内容を記載すると問題になる可能性があります。
ただし、住居区分のような項目は判断に迷いやすい部分もあり、意図的な虚偽ではなく単純な認識違いで記載してしまうケースもあります。
例えば、「親戚なので家族に近いと思い家族所有を選択した」というような場合は、金融機関へ事情を説明して確認することで対応できることがあります。
正確に申告するために確認しておきたいこと
銀行への申込では、以下の点を整理しておくとスムーズです。
- 住宅の登記上の所有者は誰か
- 家賃や住宅費を支払っているか
- 所有者との続柄は何か
- 申込書の「家族」の定義を確認する
例えば、叔母が所有する戸建てに無償で住んでいる場合は、「叔母所有の住宅に居住している」と説明したうえで、金融機関側の分類を確認すると安心です。
申込時に迷った場合は、自分で都合よく判断するより、担当者へ確認した記録を残しておくことが大切です。
まとめ
銀行などの申込で使われる「家族所有」という項目は、本人以外の親族が所有する住宅を指すことが多いですが、親戚の範囲については金融機関によって扱いが異なる場合があります。
親戚所有の家に住んでいて家賃を支払っていない場合でも、必ず家族所有になるとは限らないため、申込先へ確認するのが最も確実です。
住居区分は審査資料の一部となるため、迷った場合は所有者との関係や住宅費の負担状況を正しく伝え、金融機関の指示に従って記入することが安心につながります。

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