初めて運転免許を更新する場合、警察署で先に更新手続きを行い、指定された別の日に「初回更新者講習」を受講する方式があります。この場合に気になるのが、講習当日は何時間くらい予定を空けておけばよいのかという点です。
初回更新者講習そのものは、警察庁の案内では2時間です。ただし、当日は受付や出欠確認、講習開始までの待ち時間、講習終了後の免許証交付などが加わる場合があります。そのため「講習開始からちょうど2時間後に別の予定を入れる」というスケジュールは避け、余裕を持って考えるのが安全です。
初回更新者講習の講習時間は原則2時間
警察庁は運転免許の更新時講習を、優良運転者講習、一般運転者講習、違反運転者講習、初回更新者講習の4区分に分けています。講習時間は優良運転者が30分、一般運転者が1時間、違反運転者と初回更新者がそれぞれ2時間です。[参照]
初回更新者講習では、交通事故の実態や道路交通法令、安全運転に必要な知識などに加え、運転に関する基礎的な知識を身につけるための指導などが行われます。そのため、初回更新はゴールド免許の更新などと比較すると講習時間が長く設定されています。
なお、「初めて更新する人なら必ず初回更新者」という意味ではなく、正式な講習区分は免許の継続期間や違反・事故の状況などによって決まります。自分の区分については、更新連絡書や警察署で指定された内容を確認するのが確実です。
受付から解散までは2時間ぴったりとは限らない
講習時間が2時間だからといって、会場へ到着してから帰れるまでが必ず2時間というわけではありません。講習開始前には受付、受講者の確認、会場への案内などがあり、指定時刻より早めの集合を求められる場合があります。
さらに、警察署で先に更新申請を済ませ、後日に講習を受ける方式では、講習終了後に新しい運転免許証を交付する運用が行われている地域があります。交付方法や順番によっては、講習終了から実際に解散するまで多少時間がかかります。
したがって予定を立てるなら、「2時間=当日の総所要時間」ではなく、「2時間は講習そのものに必要な時間」と理解しておくのがポイントです。
実際にはどのくらい時間を空けておけばよい?
正確な終了時刻は都道府県や講習会場の運用、受講人数などによって異なるため、全国共通で「受付から2時間○分で必ず終了」とはいえません。警察庁も更新申請の場所や受付時間などの詳細については、各都道府県警察の運転免許センター等へ確認するよう案内しています。[参照]
予定を組む際の考え方としては、指定された集合・受付時刻から少なくとも2時間の講習時間に加え、受付や免許証交付などの時間を見込む必要があります。後ろに重要な予定があるなら、3時間程度の余裕を確保しておくと予定を組みやすいでしょう。ただし、これは全国一律の公式所要時間ではなく、余裕を持たせるための目安です。
たとえば13時が集合・受付時刻なら、「15時になった瞬間に会場を出られる」と考えるのではなく、その後の免許証交付や混雑も考えてスケジュールを組みます。絶対に遅れられない仕事や予約がある場合は、当日の講習会場へ終了予定時刻を事前確認するのが最も確実です。
警察署で手続き済みなら当日の流れを確認しておこう
警察署で更新申請を先に行う方式では、申請時に講習の日時や場所を指定されることがあります。当日は、警察署でもらった案内書類などに記載された集合時刻・受付時間に従います。
特に確認したいのが「受付開始時刻」と「講習開始時刻」の違いです。案内に13時受付と記載されていても、それが13時から講習開始という意味とは限りません。遅刻すると受講できない可能性もあるため、案内された時間より余裕を持って到着するほうが安心です。
また、新しい免許証を講習会場で受け取るのか、警察署など別の場所で受け取るのかについても地域によって運用が異なります。手元の更新案内や警察署から渡された書類に記載された交付方法を確認してください。
初回更新者はオンライン講習の対象になる?
2025年3月24日からマイナ免許証の全国運用が始まり、一定の条件を満たす人は更新時講習をオンラインで受講できるようになりました。しかし、オンライン更新時講習の対象となる講習区分は優良運転者と一般運転者です。[参照]
そのため、初回更新者講習はオンライン更新時講習の対象ではありません。初回更新者として指定されている場合は、指定された会場で2時間の講習を受ける必要があります。
マイナ免許証制度の開始後は免許証の持ち方や手続き方法にも複数の選択肢があるため、古いインターネット記事だけを参考にせず、更新時に渡された最新の案内を優先しましょう。
講習後に予定がある場合は終了時刻を事前確認するのが確実
初回更新者講習の後に仕事、病院、美容院、電車・飛行機など時間が決まった予定がある場合は、講習時間の2時間だけを基準に予約するのはおすすめできません。受付や交付に時間がかかる可能性があるためです。
特に「○時までに必ず会場を出たい」という事情があるなら、更新手続きをした警察署または指定された講習会場へ問い合わせ、「○時受付の初回更新者講習は、免許証交付まで含めて通常何時ごろ終了しますか」と確認すると具体的な回答を得やすくなります。
講習の途中退出を前提に予定を組むのではなく、最後まで受講して免許証交付等を終えられる時間を確保することが大切です。
まとめ:初回更新者講習は2時間、当日は前後の時間にも余裕を
初回の免許更新で「初回更新者講習」に指定された場合、講習時間そのものは原則2時間です。ただし、これは受付から免許証を受け取って解散するまでの総所要時間ではありません。
警察署で事前に更新手続きを行い、後日に指定会場で講習を受ける場合には、当日の受付、待ち時間、2時間の講習、免許証交付などを考慮する必要があります。終了時刻は都道府県や会場によって異なるため、全国共通の所要時間を断定することはできません。
講習後に予定を入れるなら、集合時刻から2時間ぎりぎりではなく、できれば3時間程度は余裕を見るのが無難です。重要な予定がある場合は、手元の案内書類を確認したうえで、指定された講習会場または更新手続きを行った警察署へ終了予定時刻を問い合わせておくと安心です。


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