エンジンオイルゲージが正確に測れない原因と正しい確認方法|オイルがベタベタ付く時の対処法

車検、メンテナンス

エンジンオイル量を確認しようとしてオイルゲージを抜いたものの、ゲージ全体にオイルが付着してしまい、どこまで入っているのか分からないという経験をする人は少なくありません。

オイルゲージは一見すると簡単な構造ですが、確認方法を間違えるとオイルが飛び散ったり、管の内側に触れて正確な油面が判断できなかったりすることがあります。この記事では、エンジンオイルゲージで正しく量を確認する方法や、オイルが広範囲に付着する原因について解説します。

エンジンオイルゲージにオイルがベタベタ付く原因

オイルゲージを抜いた時に、測定部分だけではなく棒全体にオイルが付いてしまう主な原因は、ゲージが入っているパイプ内部でオイルが付着するためです。

エンジン内部から伸びているオイルレベルゲージの通路は、車種によって曲がっていたり狭くなっていたりします。そのため、抜き差しする際にゲージがパイプ内側へ触れ、余分なオイルが付くことがあります。

特に、急いで抜いたり、斜め方向に引き抜いたりすると、オイルが広い範囲に広がってしまい、油量の確認が難しくなります。

オイル量を正確に確認する正しい手順

エンジンオイル量を確認する場合は、単純にゲージを抜くだけではなく、以下の手順で行うことが重要です。

  1. 車を水平な場所に停車する
  2. エンジンを停止して数分待つ
  3. オイルゲージを一度抜く
  4. キッチンペーパーやウエスで完全に拭き取る
  5. 奥までしっかり差し込む
  6. 再びゆっくり抜いて油面を確認する

一度目に抜いた時の状態は、パイプ内のオイルが付着している可能性があるため、基本的には二度目の確認結果を見るようにします。

例えば、ゲージを抜いてすぐ確認してオイルが先端から上まで付いている場合でも、一度拭き取って再確認すると正常な位置が分かることがあります。

ゲージの下側2つの印の間に入っていれば問題ない

多くの車では、オイルレベルゲージの先端付近に2つの印や穴、または「LOW」「FULL」などの表示があります。

基本的には、その2つの印の間にオイルが付いていれば適正範囲です。上側の印を超えるほど入れる必要はなく、逆に下側を下回る場合はオイル不足の可能性があります。

ただし、車種によって適正量やゲージの形状は異なるため、最終的には車両の取扱説明書に記載された方法で確認することが大切です。

何度やっても測れない場合に確認したいポイント

何十回試してもオイル量が判断できない場合は、以下のような原因が考えられます。

  • ゲージを入れるパイプが曲がっていて接触している
  • ゲージ自体に残った古いオイルを十分拭き取れていない
  • エンジン停止直後でオイルが下がっていない
  • 車が傾いた場所に停車している
  • オイル量が極端に少ない、または多い

特にエンジン停止直後は、エンジン内部やオイル経路に残ったオイルが完全にオイルパンへ戻っていないため、正確な測定ができないことがあります。

例えば走行直後に確認すると、ゲージには不規則なオイル跡が付きやすくなります。30分程度置いてから測定すると、油面が安定して確認しやすくなる場合があります。

オイルゲージの抜き差しはゆっくり行うべきか

オイルゲージは勢いよく抜く必要はありません。ゆっくりまっすぐ抜くことで、余計なオイルの付着を減らせます。

また、差し込む時も途中で止めたり斜めに入れたりすると、ゲージが正しい位置まで入らず、測定結果が変わる可能性があります。

ゲージを抜いた時に少しオイルが付くのは正常なことであり、重要なのは拭き取った後に再測定した時の位置です。

オイル量が多すぎる場合にも注意が必要

オイル不足ばかり気にする人が多いですが、オイルを入れすぎることもエンジンに悪影響を与える場合があります。

オイル量が多すぎると、クランクシャフトがオイルをかき混ぜて泡立ちが発生したり、エンジン内部の抵抗が増えたりする可能性があります。

オイル交換後などでゲージの上限を超えている場合は、自己判断で放置せず整備工場などで確認してもらうと安心です。

まとめ

エンジンオイルゲージがベタベタになって正確に測れない場合でも、多くはゲージを入れるパイプ内部のオイルが付着していることが原因です。

正確に測るには、一度ゲージを抜いて完全に拭き取り、水平な場所で再度差し込んでから確認することが基本です。

50回以上試しても判断できない場合は、測定方法だけでなくゲージやパイプの状態、車両の停車状態なども確認しましょう。正しい手順を守れば、オイル量は十分確認できるようになります。

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