ヤマモトレーシングマフラーのφ径とジョイント加工:エキパイの角度調整に必要な知識と対応策

バイク

バイクのマフラー交換やカスタムを行う際、エキパイとサイレンサーの接続部で苦戦するケースは少なくありません。特にヤマモトレーシングのような性能重視のパーツを扱うメーカーでは、パイプ径や設計が一般的なサイズと異なることもあり、注意が必要です。

ヤマモトレーシングのマフラーは特殊なφ径を採用?

ヤマモトレーシングは、パフォーマンスや耐久性に特化した設計が多く、マフラー径も汎用品と微妙に異なることがあります。一般的に社外マフラーでよく使われるφ50.8に対して、ヤマモト製はφ50.0やφ51.0など若干ズレた径が用いられている可能性があります。

そのため、市販のジョイントや変換アダプターでは微妙な誤差がフィットに影響し、うまく装着できないことがよくあります。

市販の角度変換ジョイントが合わない理由

例えば市販のφ50.8のジョイントを試した場合でも、差し込み側や外径の誤差で装着ができない、または排気漏れを引き起こすケースがあります。これには「差し込み長」や「パイプの肉厚」が影響していることも。

加えて、角度変換ジョイントの素材や溶接部分の寸法差がフィッティングにズレを生み、ガタつきや干渉が起きやすくなります。

解決策:ワンオフ加工の選択肢

こうした場合、もっとも確実なのは「ワンオフ加工でのジョイント作成」です。バイクショップやマフラー加工業者に依頼すれば、エキパイの正確な径・角度に合わせた中間パイプやアダプターを製作してもらうことができます。

費用の目安としては、ステンレスで5,000〜15,000円程度、チタン素材だとさらに高額になりますが、精度の高さと安心感を得られます。

加工依頼時のポイントと注意点

  • エキパイとサイレンサーの両方を持ち込む:実物を計測することで誤差を防げます。
  • 取り付け位置の希望角度を具体的に伝える:写真や図で示すとより正確に伝わります。
  • 材質と表面処理を確認:耐久性や仕上がりに差が出ます。

これらをしっかり伝えることで、フィット感・排気漏れ・見た目すべてに満足できるジョイントを作ってもらえるでしょう。

他の選択肢は?既製品の中間パイプ流用も視野に

一部のメーカーやショップでは、ヤマモトレーシング製に適合する変換ジョイントをラインナップしている場合もあります。ネットショップやバイクフォーラムで、同じ車種・同じマフラー構成の使用例を探すと、既存のパーツが見つかることも。

ただし、既製品を使う場合は自己責任であり、排気漏れ・強度不足・走行中の脱落などのリスクもあるため、十分な検証が必要です。

まとめ|カスタムの仕上がりは「接続部」がカギ

ヤマモトレーシングのマフラーは、性能と精度に優れた一流品である一方、汎用性にはやや乏しい部分もあります。角度調整やジョイントの問題に直面したら、無理に既製パーツで妥協するのではなく、ワンオフ製作や専門業者への相談が最善の選択です。

細部まで妥協せず、自分の理想の角度と見た目を追求していきましょう。それが満足度の高いバイクカスタムにつながります。

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