軽度なバンパーのひび割れや部分交換といった修理にもかかわらず、想像以上に時間がかかるケースがあります。今回は、バンパー修理の一般的な流れや期間、遅延の理由、確認すべき対応策について解説します。
バンパー修理の一般的な工程と所要時間
バンパー修理と一口に言っても、単なる塗装補修から部品の脱着、交換・塗装・取り付けまで工程はさまざまです。軽度なキズや割れの補修だけであれば、早ければ1〜2日で終わることもありますが、パーツ取り寄せや塗装が必要になると4〜7日程度かかるのが一般的です。
たとえば、部品が破損していて交換が必要な場合、その部品の在庫状況によっては入荷待ちとなることもあります。また、塗装工程では乾燥に時間を要し、天候や気温によってさらに時間がかかることもあります。
修理期間が長引く主な理由
修理が遅れる理由には次のような要因が考えられます。
- パーツの取り寄せに時間がかかっている
- 修理工場の混雑による作業順番待ち
- 塗装や接着剤の乾燥時間が必要
- 内部の追加損傷が見つかり、追加作業が発生した
特に「新品交換ではなく、部分修理」となると、複数の部品との取り合い確認や細かな調整が必要になるため、工数が増える傾向にあります。
連絡が来ない場合に確認すべきこと
修理工場から「完了しました」との連絡が来ない場合、以下のような確認をおすすめします。
- 現在の進捗状況と予定完了日を確認する
- 部品待ちかどうか、納期の目安を聞く
- 代車対応や延滞による割引の有無を相談する
夕方や休業日前に車を預けた場合、翌営業日以降に作業開始となることも多く、実質的な修理期間が延びていることもあります。
保険を使わずに修理する場合の注意点
保険を使わない自己負担での修理は、なるべく安く済ませたいと考える方が多いでしょう。そのため、「修理」ではなく「交換」で見積もると高額になる場合もあります。
ただし、部分修理では技術力の高い工場を選ばないと、仕上がりに差が出ることも。仕上がりに納得できない場合や、修理内容に不明点がある場合は、遠慮なく説明を求めましょう。
実例:納期に不満があったAさんのケース
Aさんは、自宅ガレージでの軽い接触でバンパーにひび割れが発生。地元の修理業者に持ち込んだものの、「2〜3日で終わります」と言われたにもかかわらず、1週間以上連絡が来ず不安に。最終的には部品取り寄せに遅れがあったことが判明しました。
納得いかないまま待つのではなく、定期的な進捗確認や書面での修理内容の明示をお願いすれば、トラブルを未然に防げます。
まとめ:連絡が来ないときこそ冷静な対応を
軽度なバンパー修理でも、さまざまな事情により時間がかかることがあります。修理が長引いて不安を感じたときは、まず工場に連絡を取り、現在の状況を確認しましょう。「保険を使わずに修理できる範囲」といっても、追加部品や作業が必要になることは少なくありません。丁寧な説明と進捗報告を受けることで、安心して車を任せられる修理が実現できます。
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