ホンダのネイキッドスポーツ「CB125R」は、スタイリッシュなデザインと軽快な走りで人気を集めています。しかし、2021年モデルに関して「イモビライザー(盗難防止装置)」が搭載されているのかどうかで混乱している声も少なくありません。この記事では、CB125Rのイモビライザー搭載状況について詳しく解説します。
◆ そもそもイモビライザーとは?
イモビライザーとは、キーに内蔵されたIDチップと車両側のECUが一致しない限りエンジンが始動しない仕組みの盗難防止装置です。高額バイクや高級車に標準装備されることが多く、スペアキーの作成にも制限がかかるのが特徴です。
イモビライザー搭載車は、専用の認証キーでなければエンジンがかからないため、防犯性能が非常に高くなります。
◆ CB125R(2021年モデル)のイモビライザー有無
結論から言うと、2021年式CB125R(型式:8BJ-JC91)はイモビライザーを搭載していません。これはホンダ公式サイトのスペック表にも記載がなく、実車のキーにもチップなどは入っていない仕様です。
また、CB125Rは125ccクラスであるため、基本的にイモビライザーの搭載は想定されておらず、盗難対策は別途行うのが一般的です。
◆ なぜ「イモビ付き」と誤解されるのか?
ネット上では「CB125Rはイモビ付き」という情報が一部ありますが、これは欧州仕様やCB250R/CB650Rなど別モデルとの混同によるものが多いです。
特に、キーの見た目が同じでも、内部構造は異なるため、判断を間違いやすいのです。また、ディーラーによっても説明が曖昧なことがあり、迷走してしまう原因にもなっています。
◆ スペアキー作成の注意点
イモビ非搭載車であれば、スペアキーはホームセンターや鍵専門店などで比較的安価に複製可能です。ただし、純正キーの溝は複雑なため、バイクショップや信頼できる鍵業者に依頼するのが安全です。
一方、もし誤ってイモビ付きキーとして依頼してしまうと、費用が無駄になることもあるため注意しましょう。
◆ 防犯対策はイモビ以外でも可能
CB125Rのようにイモビが無いバイクには、ディスクロック、チェーンロック、GPSトラッカーなどの併用がおすすめです。
特に都市部や集合住宅の駐輪場では、複数の物理的ロックを組み合わせることで抑止力が高まります。また、カバーをかけて車種を特定しにくくするのも有効な手段です。
◆ まとめ:CB125Rはイモビ非搭載!でも対策は必要
2021年モデルのCB125Rにはイモビライザーは標準装備されていません。ネット情報に惑わされず、正しい知識でスペアキーの作成や盗難対策を行うことが大切です。
イモビがないからといって焦る必要はなく、他の方法で十分に防犯性能を高めることが可能です。今後の愛車管理の参考にしてください。
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