普通二輪免許を取得するために教習所へ申し込む際、「内金」や「予約金」といった費用を求められることがあります。初めて教習所に通う人にとって、この内金がどのような役割を持ち、最終的な教習料金にどう関わるのかはわかりにくいポイントです。
内金とは何か?教習所での基本的な役割
「内金」とは、教習の予約を確定させるために事前に支払う一部金のことを指します。教習所側としては、申し込みだけでキャンセルされてしまうのを防ぐ意味合いもあるため、多くの教習所で制度化されています。
多くの場合、この内金は教習料金の一部に充当されます。つまり、総額が20万円なら、内金3万円を差し引いた残り17万円を後日支払う形になるということです。
内金が別途請求されることはあるのか?
まれに「内金は返金されない」「内金と教習料金は別扱い」という誤解が生じますが、ほとんどの教習所では内金は総額に含まれると考えて問題ありません。ただし、キャンセルや辞退のタイミングによっては返金対象外になることがあるため、契約書のキャンセルポリシーはしっかりと確認しましょう。
たとえば、埼玉県のある教習所では、内金3万円を支払った後に受講を辞退した場合、書面での手続きがないと返金に応じない旨が明記されていました。
内金の支払い方法とタイミング
内金の支払いは申し込み当日、現金またはクレジットカード、場合によっては銀行振込で対応している教習所もあります。金額は教習所によって異なりますが、2万円〜5万円程度が相場です。
注意点として、当日の持参が求められる場合が多いため、案内資料をよく読み、準備を怠らないようにしましょう。
分割払いの際の内金の取り扱い
教習料金を分割払いで対応する場合でも、内金は先に支払う必要があります。これは初回の支払いと見なされ、残額を分割で支払っていく形になります。
たとえば、トータル費用が198,000円で内金30,000円を支払った場合、残りの168,000円を6回の分割で支払うといったスキームです。
内金に関するトラブルを避けるには?
内金に関するトラブルで多いのが、「返金されないと思っていなかった」「キャンセル時の条件を見ていなかった」というものです。申し込みの際は、返金条件・キャンセルポリシー・支払い方法を必ず確認し、疑問点は窓口で直接聞くようにしましょう。
また、書類は写真を撮る、もしくはコピーを手元に保管しておくことをおすすめします。
まとめ:内金は教習料金に含まれるのが一般的
教習所で求められる内金は、多くの場合教習料金に含まれており、支払うべき総額の一部として扱われます。とはいえ、各教習所によってルールが異なるため、事前にしっかりと確認することが重要です。
安心して教習をスタートさせるためにも、案内資料や説明を丁寧に読み、疑問点は遠慮せず教習所に問い合わせましょう。しっかりと理解した上で契約すれば、教習に専念できる環境が整うはずです。
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