バイクツーリングクラブに興味があり、ネットなどで参加希望を出したのに断られてしまう――こうした体験は一見不可解に思えますが、実は多くの人が経験することでもあります。この記事では、ツーリングクラブ主催者の視点から「参加お断り」の理由とその背景、そして円滑に参加するための対策について解説します。
ツーリングクラブが参加を断る主な理由
まず前提として、クラブの参加可否には明確な基準がないことが多く、運営者の判断に大きく依存しています。以下に多く見られる理由を挙げます。
- すでに人数が定員に近い・バランスを保ちたい
- 過去にトラブルがあり、慎重になっている
- 年齢層や活動スタイルとのミスマッチを避けたい
- 男女比の調整を意識しているケースも
特に、新規メンバーが特定の性別や年齢層に偏ると、既存メンバーの参加意欲に影響が出る場合があり、これを避けたい主催者もいます。
バイクや装備が原因になることはある?
多くのクラブでは「車種不問」「ノーマル歓迎」と記載していますが、それでも見た目やタイプによるフィルターがかかる場合もあります。
例として「大型SSメインのクラブに125ccスクーターで応募」など、走行ペースや目的地の趣味が合わないと判断されることがあります。ただし、フルノーマル車で排気量も問題ない場合は、それが主な理由ではない可能性が高いです。
応募メッセージの内容も見られている
意外と重要なのが応募時のメッセージ内容です。「興味あります、お願いします」だけでは、本気度が伝わらずスルーされることもあります。
主催者はトラブル回避のため、挨拶や自己紹介、バイク歴やなぜそのクラブに興味を持ったかなど、ある程度の人柄を判断しようとしています。
クラブ側の事情:主催者にも運営の悩みがある
ツーリングクラブの運営には時間と手間がかかるため、慎重な参加受付が行われるのは自然なことです。
- 連絡がつかない・ドタキャンされる
- トラブルメーカーを入れてしまった苦い経験
- グループの雰囲気が壊れる
これらを防ぐため、初回参加希望者には非常に高い慎重さで接する傾向があります。
参加のチャンスを広げるための具体策
断られ続けると気が滅入りますが、以下のような工夫で参加率を高めることができます。
- 応募時にしっかりと自己紹介と目的を書く
- 人数の多いオープンイベントにまず参加
- 複数のクラブに声をかけ、相性を見極める
- SNSで交流し、信頼を得てから参加希望を出す
また、「初心者歓迎」「お一人様歓迎」と明示されたイベントから参加するのも有効です。
まとめ:断られた理由は個人的な問題ではない
ツーリングクラブで参加を断られたからといって、自分が悪いとは限りません。多くは運営上の都合や過去の経験からくる慎重さに基づいています。
自分に合ったクラブを見つけるまで根気よく探し、応募の際は相手の立場にも配慮した丁寧な姿勢を見せることが、結果的にツーリング仲間との良い出会いにつながります。
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