中古車販売店などで見かける“やけに光沢のあるバイクや車”。特に黒いプラスチック部分が艶やかに見えることがありますが、これは単なる洗車だけでは出せない仕上がりです。本記事では、光沢のある見た目を作るシャンプーや専用ケミカルの実態と、自宅でも使えるおすすめアイテムを紹介します。
なぜ中古車展示車両はあんなに艶があるのか?
展示車両は、見た目での印象が非常に大切なため、艶出し専用ケミカルや“濡れ艶系”の仕上げが入念に行われています。洗車シャンプーだけでなく、ワックス・コーティング・ドレッシング材が併用されているケースがほとんどです。
特に、未塗装樹脂部分には「樹脂復活剤」や「艶出し保護剤」が使われ、色あせた黒パーツも新車のように復活します。
光沢が残るシャンプーは存在する?
結論から言えば、“ワックス成分配合”のカーシャンプーを使うことで、洗うだけである程度の艶出しが可能です。ただし、プラスチック部分までしっかり艶を出すには追加のケミカル処理が必要になります。
以下は代表的な艶出し効果のあるシャンプー例です。
- シュアラスター『カーシャンプー1000』:弱撥水+艶感あり
- WILLSON『泡仕立てワックスinシャンプー』:泡立ちとワックスの艶が優秀
- SONAX『グロスシャンプー』:ドイツ製。艶と保護性のバランスが◎
これらはボディの艶出しに強く、コーティング施工車にも使えます。
プラスチックや未塗装樹脂を光らせたい場合のアイテム
バイクのフェンダーやスクーターのステップなど、プラスチック部分の艶を出すには専用の「ドレッシング剤」や「未塗装樹脂用コート剤」を使うのが効果的です。
特におすすめなのは以下のような製品です。
- CCI『スマートミスト 未塗装樹脂コート』:手軽に塗れて自然な艶が出る
- ワコーズ『スーパーハード』:プロショップでも使われる長期持続型
- ピカピカレイン『未塗装樹脂復活剤』:新車のような深い艶を復活
これらをクロスで塗り込むだけで、色あせた黒パーツが新品のように見違えます。
仕上がりを高めるプロの洗車手順
中古車店やディテーリング専門業者では、次のような手順で美観を整えています。
- 中性カーシャンプーで全体を洗浄
- 水気を拭き上げたあと、プラスチック部分に未塗装樹脂コートを施工
- ボディ全体にスプレーワックスやコーティング剤で艶出し
- 最後にタイヤワックス・ガラスクリーナーで全体を引き締め
つまり、「洗うだけ」ではなく、+αのケミカル処理が重要なのです。
実例紹介:スクーターの黒樹脂をピカピカにしたケース
筆者が中古の125ccスクーターを購入した際、色褪せた黒パーツに「ワコーズ・スーパーハード」を使用したところ、3ヶ月以上にわたって深みのある艶が持続しました。
洗車後に「ワックスインシャンプー→未塗装コート」の流れで施工すると、展示車のような仕上がりになります。誰でも自宅で再現できる方法です。
まとめ|艶出しは“洗うだけ”では足りない
・プラスチックの艶は専用のコーティング剤・ドレッシング剤が決め手
・ワックスインシャンプーはボディ艶出しには効果的
・艶を長持ちさせたいなら施工後は撥水保護やガレージ保管も重要
少しの工夫とケミカル選びで、誰でも“展示車のような輝き”を手に入れることができます。あなたの愛車もワンランク上の仕上がりにしてみませんか?
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