MC19とMC22のホイール互換性を徹底解説|リアはポン付け可能?

バイク

バイクカスタムにおいて、異なる型式間のホイール流用は魅力的な手段です。とくにCBR250RR(MC19)とCBR250RR(MC22)は見た目が似ているため、ホイール交換を検討するユーザーも多く見られます。今回は、MC19にMC22のホイールが流用可能かどうかについて、リアを中心に詳しく見ていきます。

MC19とMC22のホイール構造の違い

MC19は1988〜1989年式、MC22は1990〜1999年式に製造されたモデルで、見た目こそ似ていますが構造上の違いがあります。特にフロントは、MC19がシングルディスクに対して、MC22はダブルディスクのため、フロントホイールのポン付けは困難です。

一方で、リアホイールは見た目以上に構造が近く、流用の可能性があるとされていますが、細かい寸法やカラー(スペーサー)の違いが影響します。

MC22リアホイールをMC19にポン付けできるのか

結論から言えば、MC22のリアホイールをMC19にポン付けすることは「ほぼ不可」です。ホイール自体の取り付けは可能な場合もありますが、スプロケットオフセットやブレーキディスク位置にズレが生じるため、そのまま使用するのは危険です。

特にMC19とMC22では、リアスイングアームの幅やホイールハブの寸法に違いがあるため、カラー加工やブレーキキャリパーサポートの調整が必要になるケースがほとんどです。

リアホイールを流用するための対応策

  • カラーを自作または加工してオフセットを補正
  • チェーンラインを確認してスプロケット位置を調整
  • 必要に応じてブレーキキャリパーサポートをカスタム

これらの作業には、正確な計測と旋盤加工などの設備が必要となるため、DIYではハードルが高いといえるでしょう。信頼できるカスタムショップに依頼するのが無難です。

実際に流用しているユーザーの声

一部のCBRオーナーからは、MC22のリアホイールを流用している事例も報告されています。ただし、いずれも何らかの加工を伴っており、「完全なポン付け」はされていない点が共通しています。

また、スイングアーム側に若干の削り加工を施すことで対応している事例もありますが、安全性を損なうリスクを伴うため、推奨はできません。

純正風に仕上げるにはどうすればいい?

純正ライクに見せたい場合は、ホイールと合わせてMC22のリアキャリパーやディスク、スプロケットハブなども一式流用し、整合性を持たせる方法が有効です。この場合もカラー製作が前提となります。

まとめ:リア流用は可能だが加工は必須

MC19にMC22のリアホイールを取り付けることは可能ですが、加工なしのポン付けは基本的に不可能です。安全性や乗り味にも影響を与えるため、しっかりと計測し、専門知識を持つショップの協力を仰ぐことが重要です。

ホイール流用によるルックスやパフォーマンス向上は魅力的ですが、無理な装着は思わぬ事故につながる可能性があります。慎重に計画しましょう。

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