ナンバー変更後も免許証はそのままでOK？車検・住所変更と運転免許証の関係を徹底解説

車を引っ越しなどの理由で他県に持っていき、ナンバープレートを変更した後でも、運転免許証の住所が旧住所のままで大丈夫かと不安に感じる方は少なくありません。この記事では、車検やナンバー変更と運転免許証の住所変更の関係についてわかりやすく解説します。

車のナンバー変更とは何か

ナンバープレートの変更は、車両の使用の本拠地（住所）が変わった場合に必要となる手続きです。引っ越しなどで他の運輸支局の管轄エリアに転居した場合、その地域のナンバーへ変更します。変更には、車検証の住所更新とナンバープレートの再交付が伴います。

例えば「品川」ナンバーから「横浜」ナンバーに変わった場合、使用の本拠が東京都から神奈川県へ移ったという記録が車検証に反映されます。

ナンバープレートの変更は車両に関する手続きであり、運転免許証とは直接関係しません。つまり、ナンバー変更や車検をしても、免許証の住所が旧住所のままでも法的には運転可能です。

ただし、以下のような場面では免許証の住所変更が必要になります。

免許証の住所変更は、法令上は「速やかに変更することが望ましい」とされていますが、厳密な期限は明記されていません。通常は引っ越し後1〜2週間以内が目安です。

変更には、運転免許センターや警察署で住民票やマイナンバーカード、健康保険証などを持参して手続きができます。

運転中に提示を求められるのは「運転免許証」であり、車検証は車両の登録情報です。この2つの住所が一致していなくても罰則はありません。ただし、ユーザー車検や保険の手続き時などでは一致している方がスムーズです。

例えば、任意保険の契約で「免許証記載住所」と「車の登録住所」が一致していないと、確認のための追加書類を求められる場合があります。

あるユーザーは、免許証の住所を変更しないまま数年間運転していました。ある日、違反によって通知が旧住所に送られ、本人に届かず、反則金未納のまま督促状が届いて問題に。最終的に免停の処分を受けてしまったそうです。

このように、通知が届かないことで重大な不利益を受けるリスクもあるため、早めの変更がおすすめです。

ナンバーを変更しても、運転免許証の住所が旧住所のままで運転は可能です。ただし、トラブルや通知漏れのリスクを避けるためには、早めに免許証の住所変更も行うのが賢明です。

車検やナンバー変更と一緒に、免許証の手続きも見直すタイミングとして活用しましょう。