車の名義変更に欠かせない車庫証明ですが、その有効期限には明確な制限があります。この記事では、有効期限ギリギリの日に手続きを行おうとする場合の注意点や、そもそも「およそ1か月(40日)」という表現が意味することについて解説します。
車庫証明の有効期限は「発行日から1か月」
車庫証明の有効期限は、発行日から1か月と定められており、厳密には「30日間」または「発行日を含む1か月」です。自治体によって若干の運用差がある場合もありますが、原則は30日と理解しておくのが無難です。
例えば、6月1日に発行された場合は、6月30日が最終有効日とされ、それを超えると再取得が必要になる可能性があります。
「40日OK」というネット情報は本当か?
「車庫証明は40日くらい大丈夫」との情報が散見されますが、これは一部の運輸支局や陸運局が「多少の猶予」を認めているケースに基づくものです。しかし、正式には期限切れ扱いになるリスクがあるため、鵜呑みにするのは危険です。
40日目に申請した結果、窓口で「車庫証明が無効」と判断された場合は、その場で名義変更手続きができず、再取得→再来庁となってしまいます。
車庫証明の期限切れで起こるトラブル
- 再取得に数日~1週間以上かかる
- 希望ナンバーの仮予約が無効になる
- 名義変更のタイミングがずれて、税金や保険の負担が変わる可能性も
これらを避けるためには、有効期限の残りが5日以上あるタイミングで手続きを行うのが理想です。
どうしても40日目になるならどうする?
40日目に手続きせざるを得ない場合は、事前に運輸支局や陸運局に電話確認して、提出予定の車庫証明が受理可能かどうかを尋ねましょう。
また、車庫証明の「交付日」ではなく「発行日」や「証明書に記載された日付」でカウントされるため、証明書を見て正確な日数を計算することも大切です。
再発行になった場合の手続き手順
万一、期限が過ぎていて再取得が必要な場合は、以下のような流れで手続きが進みます。
- 再度、車庫証明の申請(通常3〜7営業日)
- 証明書を受け取って再来庁
- 名義変更手続きの再実施
このように、数日〜1週間のロスが生じてしまうことになります。
まとめ:安全策として早めの名義変更を
車庫証明の期限は法的には「1か月(30日)」であり、ギリギリの40日目での申請は受理されない可能性があります。確実に手続きを終えるためには、少なくとも有効期限内の余裕を持った日程で名義変更に臨むのがベストです。
不安な場合は事前に管轄の運輸支局へ問い合わせ、現地でのトラブルを回避しましょう。
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