車のマフラーを黒く塗装するには?おすすめの耐熱塗料と施工ポイントを徹底解説

カスタマイズ

マフラーをブラックアウトすることで、車のリアビューが引き締まり、スポーティな印象を与えることができます。マフラーカッターの取り付けや交換も一つの手段ですが、「自分で塗装してみたい」という方も多いでしょう。この記事では、マフラー塗装に適した塗料の種類と選び方、実際の塗装方法までを詳しく解説します。

マフラー塗装に適した塗料とは?

マフラーはエンジンの排気熱にさらされるため、高温に耐えられる専用塗料を使う必要があります。一般的なボディ用スプレーやラッカーでは、すぐに剥がれたり、焦げてしまうため注意が必要です。

使用すべきは以下のような塗料です。

  • 耐熱塗料(600℃〜耐性):最も定番。エンジンやマフラーに使われる専用塗料。
  • セラミックコートスプレー:高耐熱かつ硬度が高く、耐久性も抜群。
  • 耐熱シリコン塗料:熱と錆に強いが、光沢感はやや控えめ。

おすすめ商品例: ソフト99「耐熱ペイント ブラック」やホルツ「マフラーペイント」などが市販でも人気です。

ボディペンとの違いと使ってはいけない理由

ボディペン(一般的な塗装スプレー)は、自動車のボディや樹脂部品などに使用されることを前提としていますが、マフラーのような高温部品に使用すると、以下の問題が発生します。

  • 高温によりすぐに変色・剥がれる
  • 焼けた塗料が有毒ガスを発生する可能性
  • 見た目もすぐに劣化する

そのため、必ず耐熱仕様と記載された製品を使用するようにしましょう。

マフラー塗装の手順とポイント

マフラー塗装はDIYで可能ですが、いくつかの手順と注意点を押さえる必要があります。

  • 洗浄・脱脂:泥・油汚れを落とし、ブレーキクリーナーで脱脂。
  • 耐熱プライマー(下地)を塗布:金属面への密着性を高める。
  • 耐熱塗料を数回に分けて吹きつけ:1回目は薄く、3〜4回が目安。
  • 自然乾燥+加熱硬化:塗装後は実際に走行して排気熱で硬化させると定着力が増す。

また、塗装中はマスキングをしっかり行い、ボディやタイヤに塗料が付着しないよう注意してください。

実際にマフラーを塗装した事例紹介

たとえば、純正マフラーの色あせが気になり、市販の耐熱ブラックスプレーを使って塗装したユーザーの事例では、「仕上がりに満足」「サビ止めにもなって一石二鳥」といった声が多く見られます。

一方で、「適当に塗ったらムラができた」「養生を怠って他パーツに塗料が付着した」など、作業の丁寧さが結果に直結する点にも注意が必要です。

マフラー塗装以外の選択肢も検討しよう

マフラーをブラックアウトする方法としては、塗装以外にも以下のような選択肢があります。

  • マフラーカッター:差し込みタイプで装着も簡単。デザインも豊富。
  • セラミックコート済みマフラーに交換:費用はかかるが美しい仕上がりが長持ち。

これらと比較してDIY塗装はコスト面では圧倒的に有利ですが、耐久性や仕上がりの均一さではやや劣る面もあります。

まとめ:マフラー塗装には専用の耐熱塗料を使おう

マフラーを黒く塗装したい場合、必ず耐熱塗料を使用することが大前提です。ボディ用スプレーはNGで、600℃以上の耐熱性を持つ製品を選ぶようにしましょう。

正しい手順で丁寧に施工すれば、見た目のカスタム性だけでなく、錆防止や耐久性の向上にもつながります。自分で塗装にチャレンジしたい方は、安全対策と準備をしっかり行ってから、楽しんで作業してください。

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