中古車選びの際、「事故歴や修復歴がないか」は誰もが気になるポイントです。大手中古車販売店のネクステージでは、「修復歴車・メーター改ざん車・冠水車・盗難歴車は取り扱っていない」と明言しています。この記事では、その信頼性の実際や確認方法、注意点について解説します。
ネクステージの販売方針とは?
ネクステージの公式ホームページでは、厳格な検査基準をもとに「修復歴車・メーター改ざん車・冠水車・盗難歴車は一切取り扱わない」と明記されています。
この取り組みは、第三者機関による鑑定や自社整備士によるチェック体制によって支えられており、品質管理体制には一定の信頼性があります。
それでも不安が残る理由と実際の事例
一方で、中古車市場では「修復歴なし」とされていた車両が、後になって事故歴が発覚するケースも稀にあります。これは販売店の意図的な虚偽というよりも、過去の修理が正式に修復歴と見なされなかったケースや、情報伝達の漏れなどが原因です。
たとえば、「ボンネットの軽微な修理」が修復歴には該当しないと判断されていても、購入者にとっては「知らされていなかった事実」として不満に繋がることがあります。
購入前にできるチェックリスト
購入前に以下の点を確認することで、より安心した取引が可能です。
- 車両状態証明書の提示を求める
- 第三者機関(AIS、JAAAなど)の鑑定付き車両を選ぶ
- 「修復歴なし」の定義をスタッフに確認
- 試乗とともに内装やエンジンルームなどもチェック
また、過去の修理歴が気になる方は、別途有料で専門の検査会社に依頼することも選択肢です。
ネクステージの保証・アフターサービスの実態
ネクステージでは、最大10年の長期保証プランや返品制度を設けているため、購入後のトラブルにも対応しやすい体制が整っています。
ただし、保証の内容や対象範囲は車種やプランにより異なるため、契約時には保証内容を細かく確認しましょう。
トラブルが起きたときの相談先
万が一「購入した車に修復歴があった」と判明した場合は、まずは販売店(ネクステージ)に事情を説明しましょう。必要に応じて、国民生活センターや消費生活センターに相談することも可能です。
販売時の説明内容が契約書に記載されていない場合でも、口頭のやり取りが証拠となるケースもあるため、やり取りの記録を残しておくことが望ましいです。
まとめ:信頼できる販売店でも自己防衛は大切
ネクステージは業界でも信頼性の高い販売店ですが、中古車は一台一台状態が異なる「一点モノ」であるため、購入者自身の確認も重要です。
「修復歴なし」を信じるだけでなく、自ら確認を行い、不安点は事前に解消しておくことが、満足のいく中古車購入への第一歩となります。
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