鳥のフンは雨で落ちる?車の塗装を守るための正しい対処法と予防策

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車に鳥のフンが付着すると、見た目が悪いだけでなく、放置することで塗装に深刻なダメージを与える可能性があります。雨で自然に落ちることもありますが、完全に安心できるわけではありません。この記事では、鳥のフンの正体と影響、そして最適な対処法を詳しく解説します。

鳥のフンは雨で本当に落ちるのか?

結論から言うと、雨で鳥のフンが完全に落ちるとは限りません。特に乾燥して固まったフンは、水に触れても表面がぬれるだけで、こびりついたままになるケースが多いです。

また、雨にはフンを十分に洗い流す力はなく、残留物が塗装表面に残ることもあります。そのままにしておくと、酸性のフンによってクリア層が侵され、塗装が劣化する恐れがあります。

鳥のフンが与える塗装へのダメージとは

鳥のフンは酸性成分を多く含んでおり、長時間放置すると車の塗装に化学反応を起こし、シミやえぐれが生じることがあります。特に真夏の直射日光下では、フンの酸性度が加速されてクリア層に深刻なダメージを与えることも。

実際、ボンネットにフンを1週間放置しただけで、表面がくすんだり、塗装の質感が変わる事例も報告されています。放置しないことが最大の予防策です。

正しい除去方法:力を入れずに傷をつけない

以下の方法でフンを安全に取り除くことができます。

  • 濡れたティッシュや濡れタオルをフンの上にしばらく置いて、柔らかくする
  • 浮き上がったら、やさしく拭き取る(絶対にこすらない)
  • その後、水で流して洗車用シャンプーで洗浄

ポイントは、絶対に乾燥状態のまま無理に削り取らないこと。細かいキズや塗装剥がれの原因になります。

フンを防ぐためにできる予防策

・カーポートやガレージの活用:鳥がよく飛来する地域では、屋根のある場所に停めるのが効果的です。

・ボディカバーの使用:短期的な対策としては有効ですが、風で擦れて傷がつくリスクもあるため、装着は慎重に。

・撥水・コーティング施工:ボディにフンがこびり付きにくくなり、除去も簡単になります。

実際のトラブル事例と対処例

あるユーザーは、「1日停めたら鳥のフンがフロントに3か所。2日後に洗車したら白い跡が残った」といった事例を経験。これは酸によるクリア層の浸食が原因と考えられます。

このケースでは、軽度であればコンパウンドでの磨きで改善可能ですが、重度の場合は再塗装が必要になることもあるため、費用が数万円単位になることも。

まとめ:鳥のフンは雨任せにせず、すぐ拭き取りが鉄則

鳥のフンは自然に落ちることもありますが、塗装への悪影響を考えると、放置は厳禁です。見つけたらすぐに柔らかくして除去し、定期的なコーティングや保管場所の見直しも忘れずに行いましょう。

車の美観を守るためにも、日頃からのこまめなチェックと対応が最も重要です。

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