NS-1前期型は、そのスタイリッシュなネイキッドスタイルと手軽なカスタム性から、今も多くのバイクファンに愛されています。中でも“片目アッパーカウル”へのカスタムは、レーシーかつ個性的な印象を与えることができ、人気のカスタムのひとつです。本記事では、NS-1前期型を片目アッパーカウル仕様にするための方法や注意点、そして実際のユーザー事例をご紹介します。
NS-1前期型にアッパーカウルを装着する基本構造
NS-1前期型はネイキッド仕様であるため、カウル類の取り付けに必要なステーやマウントが標準では備わっていません。そのため、アッパーカウルを取り付ける場合は、専用または汎用のステーを使用し、フレームに適切に固定する必要があります。
片目アッパーカウルはレース用パーツや社外カウルメーカー(例:デイトナ、エーテックなど)から販売されていることが多く、これを流用する形で装着するのが一般的です。
必要なパーツと準備するもの
- 片目アッパーカウル(NSR50/NSR250用流用可)
- ヘッドライトユニット(丸目1灯、H4球対応推奨)
- アッパーカウルステー(NSR流用 or ワンオフ製作)
- ウインカー、ミラーなど保安部品
- カプラーや配線キット
中古市場やオークションでも比較的入手しやすく、必要に応じて溶接・加工できる環境があれば、より自由な取り付けが可能です。
取り付け方法とポイント
1. ステーの装着:フロントフォークやヘッドパイプにステーを仮止めし、ヘッドライトやカウルの位置を確認します。高さや前後位置を微調整することで、バランス良く取り付け可能です。
2. 配線処理:ヘッドライトやウインカーの配線は、NS-1純正ハーネスと合わない場合があるため、ギボシ加工や変換カプラーの用意が必要です。
3. 固定と調整:全ての位置関係を確認した後、本締めし、振動対策としてゴムワッシャーなどで固定すると安心です。
実例紹介:NS-1を片目仕様にしたユーザーの声
東京都在住のKさん(20代・学生)は、NSR50の片目カウルをベースに流用。「カウルステーは自作したが、取り付けも意外とスムーズだった。見た目が引き締まり、走る楽しさが増した」と語ります。
一方、広島県のYさん(30代・会社員)は中古の片目仕様キットを使用。「ヘッドライトの光軸調整が甘かったため、車検に通らず調整が必要だった」と、注意点も共有してくれました。
カスタム時の注意点と法的配慮
- 光軸調整:正しく照射される位置にヘッドライトを固定
- 配線接続:ヒューズやリレーの適切な接続
- 保安部品:ウインカー・ミラー・反射板など法令遵守が必要
- 車検対応:構造変更届や必要書類の確認も
違法改造とならないよう、安全性と保安基準を意識したカスタムが大切です。
まとめ:片目カウルカスタムで個性を演出しよう
NS-1前期型に片目アッパーカウルを取り付けることは可能であり、適切なパーツ選定と加工があれば、十分に実現可能なカスタムです。外観のインパクトを高めるとともに、バイクへの愛着も増すこのカスタム。手間はかかりますが、自分だけの一台を作る喜びを味わってみてはいかがでしょうか。
不安な点があれば、カスタム経験者のブログやバイクショップに相談するのも良い方法です。あなたのバイクライフを応援しています!
コメント