スーリーのルーフボックスを再生!剥がれにくいラッピングフィルムをきれいに剥がす方法と再塗装のコツ

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ルーフボックスの表面が劣化してしまうと、美観を損なうだけでなく塗装作業にも支障をきたします。特にスーリー製ルーフボックスのラミネートフィルムは剥がしにくいことで知られており、DIYでの対応には工夫が必要です。今回は、フィルムの劣化・浮きへの対処法と再塗装のポイントをご紹介します。

ルーフボックスの表面が劣化する原因とは?

スーリーをはじめとするルーフボックスの表面は、通常ラミネートやラッピングフィルムで仕上げられています。紫外線や気温変化、雨風に長年さらされることで、フィルムが硬化し浮きや剥がれが発生しやすくなります。

5年以上使用している場合、表面が黄ばみやすくなったり、接着層が硬化して「剥がせない」状態に近づいていきます。これが今回のような状況を招く大きな原因です。

ヒートガンで剥がれない?対策は「ケミカル」との併用

ヒートガンは一般的な剥離作業の定番ツールですが、ラミネートが劣化して固着している場合は効果が薄いことがあります。そこでおすすめなのが、シール剥がしスプレーなどの専用ケミカルとの併用です。

具体的には、以下の手順が効果的です。

  • フィルムの表面を軽くヒートガンで温める
  • 端を少し浮かせ、シール剥がしスプレーを内部に吹き込む
  • 数分放置してから、プラスチック製ヘラなどで少しずつ剥がす

この手順を繰り返すことで、段差や複雑な形状の部位も比較的スムーズに剥離できます。

サンダーを使う場合の注意点

フィルムがどうしても剥がれない場合、最後の手段としてサンダーで削る方法もあります。ただし、過剰な研磨はベース素材を傷つけるリスクがあるため、細心の注意が必要です。

おすすめは「ペーパー#240〜#400」で徐々に表層を落とし、仕上げに#600前後で均すこと。曲面や縁部はサンダーを使わず手作業で磨くと失敗が減ります。

再塗装する前に準備すべきこと

塗装を美しく仕上げるには下地処理が命です。

  • 全体のフィルムを完全に除去
  • 研磨後に脱脂を徹底(シリコンオフ使用推奨)
  • プライマーを薄く塗布(ABS樹脂には専用のものを選ぶ)

下地が整っていれば、ラッカー塗料やウレタン塗料によるDIY塗装でも、見栄えのよい仕上がりが期待できます。

おすすめの塗料とトップコート

屋外で使用されるルーフボックスには、耐候性が高いウレタン塗料が最適です。特に2液型ウレタンスプレーは硬化も早く、耐久性に優れるので人気です。トップコートにはUVカットクリアを重ねると退色も防げます。

色選びに迷ったら、車体色と合わせるか、つや消しブラックに仕上げると引き締まった印象になります。

まとめ:フィルム剥離と塗装は準備と手順がカギ

スーリーのルーフボックスに見られるフィルム劣化問題は、時間をかけた丁寧な下処理が成功のポイントです。ヒートガンに加え、剥離剤や研磨を適切に組み合わせることで作業効率が大幅に向上します。再塗装に挑戦する際は、焦らず確実にステップを踏むことで満足度の高い仕上がりが得られるでしょう。

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